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新型iPad mini 7が突如発表!Apple Intelligence対応など改善点総まとめ

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Appleは2024年10月15日、新型iPad mini 7を発表した。

長らく噂されていた新モデルだが、10月末〜11月頭と噂されていたイベントではなく、プレスリリースという地味な形で発表されたのはサプライズだった。

本記事では、発表されたばかりのiPad mini 7について、今分かっている情報を全てまとめる。

特に注目は、CPUに非常に高性能な「A17 Pro」チップを採用したことで、Appleの「AI」機能であるApple Intelligenceに対応したことだ。

Apple Intelligenceは、iPhone 16iPhone 15 Pro、Apple シリコンを採用したiPadやMacでしか使用できないとされていたが、そこにiPad mini 7が加わったことで、より安価に、AppleのAIを体感できる選択肢が増えた。



iPad mini 7の価格、発売日、主な特徴

第7世代となる新型iPad miniは、2024年10月15日から予約を開始し、10月23日に発売される。Amazonでも予約の受付が開始された。

価格は78,800円(税込)からで、前モデルと同じ価格を維持している。

ストレージオプションは128GB、256GB、512GBの3種類が用意され、最小容量が前モデルの64GBから倍増している。

8.3インチのLiquid Retinaディスプレイをはじめ、前モデルの外観・デザインをそのまま踏襲しているが、内部は大幅に刷新されている。

特に、iPhone 15 ProやiPhone 15 Pro Maxと同じCPUである「A17 Pro」チップを搭載したことで、処理能力が飛躍的に向上したと言える。

また、Apple Intelligenceへの対応により、AIを活用した新機能が利用可能になった。

カメラ性能も向上し、背面と前面の両方に12MPカメラを搭載。Wi-Fi 6Eと5G対応により、高速な無線通信が可能になった。カラーバリエーションは、新しいブルーとパープルを含む4色展開となっている。

年内に登場するApple Intelligenceへの期待

A17 Proチップの搭載により、新型iPad miniは前世代モデルと比較して大幅な性能向上を実現した。

CPUパフォーマンスは30%、グラフィックス性能は25%向上し、Neural Engineは2倍高速化しているという。

これらの改善により、もちろん、グラフィックの豊富なゲームや、負荷の高いクリエイティブアプリ使用など、ユーザーの日常生活にも好影響を与えると思われるが、注目はAppleが最近ひたすら新端末の発表時に推している「Apple Intelligence」への対応だろう。

Apple Intelligenceは、iPadOS 18に統合される新機能で、A17 ProチップやM1以降のAppleシリコンチップなどの高い処理能力を活用したものだ。

iPad mini 7のApple Intelligenceには、以下のような機能が実装される見込みだ。

  1. 作文ツール: メール、メモ、あらゆるアプリで文章を作成する際、AIが文章の書き直し、校正、要約を行う。ユーザーの文体を学習し、より自然な文章生成をサポートする。
  2. 進化したSiri: 自然言語処理能力が向上し、より複雑な質問や指示に対応する。また、画面上の情報を理解し、コンテキストに応じた適切な回答を提供する。
  3. 写真アプリの強化: 写真の背景から不要なものを削除する。また、AIが写真から自動でムービーを作ってくれるなどの機能も。
  4. Image Playground: テキストプロンプトから画像を生成する機能。
  5. ChatGPTとの統合: Siriや作文ツールに、OpenAIのChatGPTを統合し、より高度な知識や対話機能を提供。

ただし、Apple Intelligenceは、10月からiPadOS 18.1で、米国・英語でのみリリースが開始される。日本語に対応する時期はまだ明言されていない。

A17 ProまたはM1以降を搭載したiPhone, iPad, Macでのみ利用可能なので、今から購入するのであれば、将来のApple Intelligenceへの対応を見越して、せっかくなら最新のiPad mini 7を買った方がいいだろう。

カメラにもAIが搭載!カメラ周りの改善

新型iPad miniのカメラは、12MP広角バックカメラで、スマートHDR 4に対応したという。画素数は前世代のiPad mini 6と同様だが、スマート HDR 3から4へと変化している。

これによる実際の描写力の違いは、実際に端末を手に入れてから試すしかないだろう。

また、AIによって実現される機能として、書類を撮影するとそれを検出してスキャンし、背景から影などを除去してくれる機能が備わるとのこと。

メモや書類をカメラで撮影して電子化することが多い人には、心強い機能だ。

接続性においても、Wi-Fi 6E対応により前世代の2倍のパフォーマンスを実現。5G対応モデルでは、外出先でも高速なモバイル通信が可能だ。USB-C端子は最大10Gbpsのデータ転送速度をサポートし、大容量ファイルの転送や外部ディスプレイへの出力がスムーズに行える。

Apple Pencil Proとの連携

従来のiPad mini 6は、Apple Pencil 2に対応していたが、iPad mini 7は、新たにApple Pencil Proに対応した。

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新しいApple Pencil Proで使用することのできる主な機能は以下の通りである。

  • スクイーズ検知: Apple Pencil Proを軽く握ることで、ツールパレットを表示できる。描画の流れを中断することなく、ツールや色を素早く切り替えられる。
  • 触覚フィードバック: 描画時に微細な振動を生成し、紙に描いているような自然な感覚を再現する。
  • バレルロール: ペンの向きに応じてツールの効果が変化する。例えば、平筆で描く際にペンを傾けると線の太さが変わるなど、より直感的な操作が可能。
  • ホバー機能: ペン先が画面に触れる前に、ツールの効果を確認できる。これにより、より精密な描画が可能に。
  • 「探す」への対応: Appleデバイスから、位置情報を取得することができる。これにより、紛失を防ぐことができる。

イラストを描くようなクリエイティブユースでは非常に有用な機能だ。

メモを取る程度の一般ユーザーであれば、Apple Pencil Proまでは必要ないかもしれない。

iPad mini 7の魅力まとめ

コンパクトなサイズで非常に持ち運びやすく、いつでもどこでも相棒として持ち歩くことのできるiPad mini。

3年ぶりの第7世代へのアップデートによって、これからiPadの購入を検討している人の非常に有力な選択肢となった。

コンパクトなサイズながら、iPhone 15 Proと同じA17 Proチップを採用したことで、高性能さも兼ね揃えている。

なにより、ChatGPTなどのAIツールが手放せなくなっている筆者は、今月から英語で始まる「Apple Intelligence」のiOSへの統合と、将来の日本語での展開に強く期待したい。

「Apple Intelligence」はデバイス内で実現する処理も多いため、本体のスペックが高くなければ利用できないという制約があった。「Apple Intelligence」をどうしても使いたい場合、対応するiPhone 16やiPhone 15 Pro、はたまたMac Bookを購入せねばならず、なかなかハードルが高い。

その点、iPad mini 7は、7万円台という比較的お財布に優しい価格帯で、最新のApple Intelligenceの恩恵に預かることができる貴重な選択肢となる。



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