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Apple Watch Series 12 & Ultra 4の全貌:新チップ、新光学センサー、AI強化、終日の心拍計測

Published Sep 9, 2026
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Apple公式サイトのイベント告知ページ。「おはよう世界。」の見出しと、日本時間9月10日午前2時開催の案内が表示されている

Appleは、米国時間2026年9月9日(水)午前10時、日本時間では9月10日(木)午前2時にスペシャルイベントを開催する

このイベントでは、新型Apple Watch のほか、折りたたみのiPhone Ultra、iPhone 18 Pro、スマートホームハブ、Apple TV 4K、HomePod mini、AirPods 5などが登場するのではないかと予想されている。

Apple Watchに関しては、Series 12 と Ultra 4 が登場することが有力で、SE 4については今年はリリースされない見込みだ。Series 12 と Ultra 4 は、デザインも前世代のSeries 11 / Ultra 3とほぼ同一になる見込みで、今年はマイナーなアップグレードに留まる「地味な年」であるという予想が主流だ

新型Apple Watchの発売日は、9月18日(金)となる可能性が高い。去年は9月9日にイベントが行われ、9月19日(金)発売だったので、それを踏襲するであろう。

本記事では、直前に迫るイベントを前に、これまで明らかになっているリーク情報を総まとめする。

筆者自身、Ultra 3を愛用しており、Ultra 4に乗り換える意義を見極めているところだ。この記事を読むことで、以下のような疑問に答える一助となるだろう。

  • Series 12 / Ultra 4での具体的な改善点(AI機能、賢くなったSiri、ヘルスケア、etc…)
  • Series 12 / Ultra 4に乗り換えるべきかの判断基準
  • むしろ前世代(Series 11 / Ultra 3)が安くなるチャンスを狙う/整備品を狙うべき人

今年の主役はApple初の折りたたみiPhone Ultraと、iPhone 18 Pro / 18 Pro Maxであり、Apple Watch は脇役気味だ。

Apple は9月2日、Apple Watch の心拍異常の通知が急性骨髄性白血病の早期発見につながったというユーザーの動画を公開した。イベント直前の健康機能アピールとして位置づけられる。

Series 12とUltra 4の主な変更:新チップ、新光学センサー、終日の心拍データ

現在までに、著名なリーカー/アナリストらによって明らかにされてきた主要な変更点は以下の通りだ。それぞれ、ソースの信頼性などに基づいて確度も整理してみた。

Bloombergのエディターで過去のリーク的中で知られるMark Gurman氏や、watchOS 27のベータ版のコード解析で明らかになった項目が多い。

項目対象確度(主な出所)
新 S チップSeries 12 / Ultra 4有力(Gurman氏/コード解析)
心拍データ収集の強化Series 12(Ultra 4 は不明)有力(Gurman氏)
新光学センシング不明未確定(コード解析)
128GBストレージ不明未確定(コード解析)
「Readiness」機能、筋トレ記録拡張watchOS 27未確定(コード解析)
セラミックケースSeries 12未確定(Gurman氏/Kosutami氏)
バッテリー大型化Series 12未確定(Weiboリーカー)

チップ性能の改善と、心拍データ取得の終日化は、どちらも実現濃厚だ。

新Sチップ

2025年に登場した前世代のSeries 11とUltra 3は、2024年に登場したSeries 10と同じS10チップを積んでおり、Apple Watchはここ数年、処理能力面では殆どアップデートがなかった。Series 12 と Ultra 4 では、実に3世代ぶりに実質的に性能を押し上げる新チップが載る見込みで、この予測は多くのソースで共通しており、確度が高い。

新しい心拍センサー

従来の心拍計測は、活動状況によって測定間隔が変動していたところ、終日連続してデータを取得できるようApple がテスト中だとGurman氏が報じている。より測定の精度・密度が改善されることになるので、特に健康意識が高い/心臓を注視したいユーザーには朗報だ。

一般ユーザーにとっては、現在も運動中などは定期的に測定されるので、どこまで恩恵を実感できるかは不明だ。

iPhoneヘルスケアアプリの心拍数画面。前日の範囲が40〜137拍/分、安静時心拍数は66拍/分と表示されている

他の点は、コード解析でその存在が示唆されているが、不確実なものも多い。

128GBの本体ストレージ?

9月7日には、watchOS 27のコード解析によって、本体ストレージが128GBに倍増する可能性が浮上した。また、従来より改善された光学センサーの可能性のある Sunstone4p0見つかっている

筋トレ記録機能、「回復スコア」機能?

同コード解析によれば、筋力トレーニングをセット単位で表し、回数・重量・器具・左右・時間を保存するデータ構造も見つかっている

Vitals とは別の Readinessアプリもコード解析で存在が示唆されているが、アプリの機能等は不明だ。Oura・Whoopなどの他社ウェアラブルでは、睡眠スコア以外に「回復スコア」的な概念が表示されるが、おそらくそれに近い機能と思われる。

筆者は最近、24時間ジムに通って筋トレ中で、重量やセット数を記録するのを面倒に感じていたので、もし筋トレのデータ取得がより容易で正確になれば、これは買い替えの理由になりうると感じている。

Fitness / Health アプリの刷新が、watchOSの機能として、今回登場する新機種だけでなく、過去機種にも拡張してくれれば良いのだが。

外観・デザイン:新バンド可能性あり、セラミックは今回登場か?

また、外観・デザイン面で言うと、セラミックケースを白とダークグレーの2色でテストしているとされる。

製品化されればSeries 5 Edition 以来のセラミックボディで、前回は現在の Ultraより高額だった。実現されれば、Ultra 3(142,800円)と同等かそれ以上の価格帯になると見られる。ただし、リーカーによって、セラミックが投入される時期の見解は割れており、今回の9月イベントで投入されるかは不明だ。

新しいバンド色・構成も、登場する可能性が高いと Gurman が報じているが、新色などは不明である。

期待できない噂:SE4、Touch ID、デザイン変更、血糖値測定

本体のリデザインや、バンドにもセンサーが内蔵されるなど、様々な噂があったが、以下のようなアップデートは、直近で信頼できるソースによるリークがなく、実現されない見込みが強い。

バンド内蔵センサーなど、プロトタイプ収集家(Kosutami氏)による噂は当たることもあるため注目されるが、試作段階の個体が製品化される保証はなく、噂だけ出てきて実現されない機能も多いのが実情だ。

初出出所現在
SE 4なし一般的な期待Gurman氏が「今年は聞いていない」
Touch ID2025年8月内部コードWeibo リーカーが否定、Gurman も大幅変更なしと明言
Ultra 4 完全リデザイン2025年8月/2026年5月DigiTimes(サプライチェーン筋)Bloomberg が否定
バンド内蔵センサー2026年7月Kosutami他ソースの裏取りなし
microLED ディスプレイ2023年〜TrendForce / The Elec2026年の搭載は見込み薄
血糖値測定2017年〜複数「2020年代後半のどこか」(Gurman氏)、2030年までの提供が目標

Series 12 / Ultra 4の価格予想:現行モデルも7月に一斉値上げ済み

2026年7月18日、Apple は日本の Apple Store で iPhone・Apple Watch・AirPods を一斉に値上げした

Apple Watch Series 11(42mm アルミ GPS)は 64,800円から 71,800円へ、Ultra 3 は 129,800円から 142,800円へ上がり、米国価格が据え置かれていることから円安を反映した日本限定の改定と見られている。

Apple公式サイトのApple Watch製品一覧。Series 11が71,800円から、SE 3が41,800円から、Ultra 3が142,800円からと表示されている

モデル旧価格新価格(現在)差額
Series 11 アルミ 42mm GPS64,800円71,800円+7,000円
Series 11 アルミ 42mm Cellular80,800円89,800円+9,000円
Series 11 チタン 42mm(Cellular)114,800円125,800円+11,000円
SE 3 40mm GPS37,800円41,800円+4,000円
Ultra 3 49mm129,800円142,800円+13,000円

Macworld は、Series 12 の米国価格を$429 前後と予測しており、現行Series 11の$399から値上がりする見込みを予測している

日本価格は未確定だが、Series 11よりも、米国価格が上がったことでさらに値上がりする懸念はある。米国で約30ドルの値上げとなると、日本円ではさらに+5,000円程度のコストアップ要因と推察される。

Series 12 / Ultra 4に買い替えるべきか?AI機能は日本語未定で意義薄い

前世代のSeries 11 / Ultra 3を所有している人にとっては、乗り換えの必要性はかなり薄いかもしれない。

新チップによる性能の向上や、新光学センサーによるヘルスケア関連の精度向上は期待されるが、マイナーアップデートと呼ぶべき範囲に留まっている。

また、最新機種に買い替えなくても、watchOS 27のアップデートとして、旧世代のApple Watchにも多くの恩恵がもたらされる。

watchOS 27 は今年の秋に公開予定で、対応機種は Apple Watch SE 3・Series 9・Ultra 2 以降である。

watchOS 27の目玉機能としては、性能が大幅に改善された「Siri AI」があるが、Siri AIは年内にベータ版として英語から提供予定で、日本語対応は未定である。

つまり、Series 9以降を持っていれば、新型を買わずともwatchOSの最新機能は使える上に、チップ性能を最も要求するであろうAI機能は、日本語で一体いつ使えるようになるか分からない。

そうなると、チップ性能が同等のSeries 9, 10, 11のいずれでも、現時点では最新機能の利用にはほとんど支障がなく、「SiriAIが強化されるから買い替えよう」という理由は成り立ちにくい。

ざっくりと、現在のApple Watchの所有有無ごとに、筆者的にオススメの買い替え基準を整理すると、以下のようになる。

  • 初めてアップルウォッチを買う人: 最新のSeries 12も良いが、価格差次第ではセール品/整備品のSeries 11が魅力的
  • Series 8 以前 / Ultra 1を持っている人: watchOS 27 の対象外なので、高血圧通知(Series 9 以降・Ultra 2 以降が対象)などの恩恵もあり買い替え推奨
  • Series 9・10・11を持っている人: 見送りが本線。バッテリー改善次第では再検討
  • Ultra 2・3を持っている人: Ultra 4 固有の機能が判明しない限り、見送りが本線

新機種が登場すると、前世代の認定整備済製品が追加されたり、量販店の在庫処分も狙える。

9月9日現在、Series 11やUltra 3の整備済み品が、すでにApple公式整備品コーナーに多数登場しており、Series 11は6.5万円〜など、かなり魅力的な価格となっている。

新機種が登場しても、すぐに飛びつくことなく、まずは整備済みページを確認して、冷静に価格を見比べてみることをおすすめする。

Apple公式の認定整備済製品ページ。Apple Watch Series 11のGPSモデル46mmが65,800円で複数掲載されている

今回は地味アプデ、Series 11 / Ultra 3の整備品も魅力的

現時点で、すでにUltra 3を使っている筆者としては、2026年は買い替えず見送りをするつもりである。

一方で、Series 9を使っている家族がいるので、Series 12への買い換えを勧めるかはかなりボーダーラインで、判断が難しい。

数年使ってバッテリーの劣化が気になってきたら、最新のSeries 12に乗り換えることで、チップ性能と電力効率の改善もあり、バッテリー持ちが改善する可能性は大きい。

一方で、watchOSの機能や、高血圧通知を含むヘルスケア機能には殆ど差がなく、機能面では、Series 9であっても殆ど不満なく使い続けられるだろう。

Series 8 以前を使っているなら、この機会にSeries 12への買い換えを検討しても良いだろう。ただし、その際には冷静に整備品ストアを確認し、Series 11やUltra 3の魅力的な価格の在庫がないかチェックしてからでも遅くない。

Series 9以降を持っている人は、「基本はマチ」のスタンスで、バッテリー持ちが悪いなど明確な不満があれば買い換えよう。

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