AIじゃないよ

言語学習に革命!ChatGPTのスマホアプリで英会話レッスンを無限に受ける方法

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ChatGPTの「音声モード」は、GPT-4oなどの音声も理解できるAIモデルと、声を使って対話できるモードだ。

ChatGPTのPlusやTeamなどの有料プランに入っていれば、スマホ版やWeb版で利用でき、信じられないほど自然で、まるで人間と会話をしているような体験を楽しめる。

そんな便利な「音声モード」だが、特にオススメの使い道が、外国語のレッスンの先生として、ChatGPTを使うことである。

筆者自身、TOEIC満点、TOEFL iBTも100-110点なので、英語上級者と言えると思うが、ChatGPTの音声モードが、かなり英会話・スピーキングの練習に役立っている。

ChatGPTを使った英会話レッスンには、次のような利点がある。

  • 家事中、散歩中など、あらゆる場面でハンズフリーで英会話可能
  • 相手が人間ではないので、レッスン予約も、気遣いも不要
  • ChatGPTは多言語対応なので、日本語を混ぜて喋っても理解してくれる
  • ChatGPTは英会話レッスン以外のことにも役立つので、コスパが高い

英語に自信のない初心者から、一日中ずっと英語を喋りたい上級者まで、本当に便利すぎるので、使ったことのない人は絶対に試してみてほしい。

本記事では、ChatGPTを英会話講師としてうまく動かすためのプロンプトを紹介し、朝から晩まで、好きなだけ英会話の練習をする方法をお伝えする。



ChatGPTを最強の英会話教師にする神プロンプト

ChatGPTの「音声モード」を、最高の英会話教師として活用するコツは、テキストチャットと音声モードを組み合わせた、高度なプロンプト術にある。

音声モードは、公開された当初は、テキストチャットと混ぜて使用することができなかった。
そのため、英会話の練習に必要な指示を、全て口頭だけで伝える必要があり、複雑なルールを設定するのは難しかった。

しかし現在では、テキストスレッドの途中から音声モードに入り、会話の続きから再開することができる。

そのため、英会話講師として期待する役割を、テキストでしっかりと伝え、その上で音声モードに入ることで、期待した通りの反応をしてくれる英会話レッスンが実現できるのだ。

以下で紹介するプロンプトをChatGPTにコピペするだけで、最強の英会話講師が、あなたのスマホにも降臨する。

日常英会話の練習をしたい場合

まずは、最もスタンダードな英会話レッスンを楽しむためのコピペ用のプロンプトを紹介する。

このプロンプトを与えると、ChatGPTが、会話のトピックを提案してくれるので、一つを選んで英会話を開始する。

また、重要なのは、英語表現が拙かったり、不自然なところがあれば、ChatGPTが的確に訂正・改善のアドバイスをしてくれるように、プロンプトを工夫してある。

あなたは英会話教師として、私と英語で会話します。
最初にトピックの案を3つ提案して下さい。それ以降は、常に会話が継続するように、質問を続けて下さい。
また、生徒の成長を促すため、より適切な表現があれば、返答をする前に、簡潔にアドバイスをして下さい。

使い方は、ChatGPTのアプリを開いて、このプロンプトをそのままコピー&ペーストする。

すると、テキストでAIによる回答が表示され、トピックが提案される。

トピックを選んだ上で、右下にある音声モードのボタンをタップして、音声モードに移行する。

PlusやTeamなどの有料プランを利用していれば、以下のような水色の円が表示されるはずだ。これが、高度な音声モードのインターフェースとなる。

マイクのマークをタップすれば、自分の音声をミュートすることなども可能だ。

この状態で、「I want to talk about travel experiences」などと会話を開始したら、ChatGPTが自然にリアクションをしてくれる。そこから英会話レッスンのスタートである。

こちらが発言をし終わると、自動で発言の切れ目を認識し、勝手にChatGPTがリアクションを開始してくれる。

完全にハンズフリーで会話のラリーを続けられるので、料理中でも、犬の散歩中でも、人間と通話しているような感じで英会話を楽しめる。

一通り満足したら、右下の「X」ボタンを押して退出する。すると、会話の履歴がテキストでも表示される。

会話の履歴を見ると、「in the last December」ではなく「last December」と言った方がいいよ、などと、的確にアドバイスを交えながら英会話を練習することができているのがわかる。

相手が人間ではなくAIなので、何回やり直しても、何回トピックを変更しても、嫌な思いをさせることはない。

一切気を使わずに、好きなだけ日常英会話の練習ができるので、ぜひこのプロンプトを使ってみてほしい。

TOEFLやIELTSを目指したスピーキング練習をしたい場合

単なる日常英会話を超えて、TOEFLやIELTSなどのスピーキングテスト対策をしたい、という人も多いだろう。

ChatGPTは、プロンプトを工夫することで、中級者・上級者向けの用途でも活用することができるのが魅力である。

例えば、以下のように、TOELFのスピーキングテスト対策をChatGPTの音声モードで行うためのプロンプトテンプレートを用意した。

あなたは英語講師として、TOEFL iBT スピーキングセクションの指導を行います。
まず、問題を出題し、私の回答を聞いたら、4点満点(0–4)で採点し講評を述べ、改善のアドバイスをして下さい。

出題する問題:TOEFL iBT / Speaking / Task 1
採点・講評の基準:Delivery, Language Use, Topic Development

以上の指示を理解したら「Ready.」と回答して下さい。私が「Start.」と言ったら、出題を開始して下さい。

このプロンプトをコピペして、ChatGPTから「Ready.」という返信が返ってきたら、音声モードを起動して、「Start.」とだけ口頭で指示する。

すると、ChatGPTが音声で、以下のようにTOEFL iBTのTask 1にありそうな出題をしてくれる。

45秒間などの時間制限は自分で計測する必要があるが、無限に練習を繰り返すことができ、しかも採点と講評、改善点のアドバイスまでしてくれるので、TOEFLやIELTSのテスト対策には最適だ。

こうした練習を対人でするには、高額なレッスン料が必要になるので、わずか月額20ドル・3千円程度でこれが利用できるのは大きい。

TOEFLのスピーキングテストの他のタスクや、IELTSのテスト対策は、上記のプロンプトを少しカスタマイズすれば、そのまま利用できるはずだ。

ChatGPTのボイスモードの基本知識

以上では、具体的なプロンプトとともに、ChatGPTの音声モードを英語をはじめとする外国語の会話練習に活用する方法を紹介した。

ChatGPTの音声モードには、9種類から選べる声色や、1日あたりの利用制限時間など、知っておくべきポイントもあるので、ここでは主要な基礎知識にも触れておく。

「標準の音声モード」と「高度な音声モード」の違い

ChatGPTでは、無料ユーザーを含めて、すべてのユーザーが音声モードを利用できるものの、無料版では4o-miniなどの下位モデルを使った「Standard Voice Mode」しか利用できない。

本記事で紹介したような英会話のレッスンには、Plus/Pro/Teamなどの有料プランで利用できる「Advanced Voice Mode」が絶対にあった方が良い。

月額20ドルで、英会話の練習はもちろん、さまざまな用途に使えて便利なので、課金したことのない人は、一度は課金してみることをお勧めする。

1日の音声利用時間の上限

非常にクオリティの高い「高度な音声モード」には、有料ユーザーであっても、1日の音声利用時間に上限があり、残り15分になると通知が出るようになっている。

正確な制限時間は、OpenAIの公式サイトでも明示されておらず、時期によっても変更されているものと思われる。

少なくとも、筆者が使っている中では、家事をしながらハンズフリーで会話をして、1時間ほど続けていても停止したことがないので、十分な利用量があるものとは思う。

24時間つけっぱなし、というのは難しいと思われる。

9種類のボイスから相手を選べる

音声モードの起動中に、右上の設定アイコンをタップすると、9種類の声色から、好きな声を選ぶことができる。

Arbor/Breeze/Cove/Ember/Juniper/Maple/Sol/Spruce/Valeという名前がついており、男性もいれば、女性もいる。

落ち着いた男性の声のレッスンがいい、と言った好みがあれば、カスタマイズしよう。

「AIバイリンガルキッズ」の登場は近い:日本国内でも無限に英会話できる時代

最近ではAI英会話アプリなども登場しているが、様々なアプリに別々に課金していたら、沢山のお金がかかってしまう。

そんな中、ChatGPTは、わずか月額3千円ほどで、毎日英会話のレッスンができ、仕事のメールやリサーチを手伝ってもらえ、超多機能なアプリを様々な用途に活用できる。

月3千円と聞くと高額にも思えるが、一般的な英会話のレッスン料を考えれば、圧倒的にコストパフォーマンスが高いのは明らかである。

そして、ChatGPTは、英語はもちろんのこと、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語などなど、ありとあらゆる世界の言語を話すことができるので、もちろん英会話以外にも使える。

これだけ自然な外国語での会話が可能なアプリが存在すると、数年以内には、幼少期からChatGPTとの英会話でトレーニングをした、「AIバイリンガル」みたいな子どもが現れても全く不思議ではない。

テクノロジーの進化の恩恵を最大限に受けるため、今日からChatGPTを自分や子どもの言語学習に取り入れてみてはいかがだろうか。

なお、ChatGPTの音声モードは、「同時通訳」としても活用できるので、以下の記事で詳しく手順を解説している。そちらの記事もぜひ参考にしてほしい。



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