スマホで撮影した写真やビデオ、どうやって保存してる?
iPhoneをはじめスマホの大容量モデルは高すぎる。外付けSSDやHDDも選択肢になりうるが、どうも写真やビデオの出し入れが面倒そうで、結局データを眠らせておくだけになるような気もする。
こうした苦悩を経て、iCloudやGoogleドライブなどのクラウドストレージ上で、データを管理、バックアップしている人も多いのではないか。
しかし、写真やビデオは、あっという間にクラウドの容量を埋め尽くしてしまうので、気付けばiCloudやGoogleドライブに、毎月500〜1,000円以上も課金しているのはよくあることだ。
そんな中、月額サブスク料金が不要で、一回買い切りで、一生使い続けられるクラウドストレージサービスがあるのをご存知だろうか。
スイス発のクラウドサービス「pCloud」が、2024年11月13〜30日の期間限定で、一生買い切りの「ライフタイムプラン」のブラックフライデーセールを実施中なので、超絶お得なセール情報をまとめた。
1TBものストレージを一生使えるプランが199ドルで、下手な外付けSSDを買うより、圧倒的にお得感がある。
日本時間の2024年12月4日12時現在、まだブラックフライデー特設ページは継続中である。終了時間が明示されていないため、もし駆け込みでブラックフライデー価格を入手したい人は、急いでアクセスしてみることをお勧めする。
一方で、ブラックフライデー明けの月曜日を前に、早速「サイバーマンデーセール」の特設ページがオープンした。
500GBのストレージを一生使えるプランが139ドル、より低価格で通常時は販売されていない100GBプランが99ドルで、ブラックフライデー価格よりも低容量・低価格になっており、手軽にpCloudのライフタイムプランを試せる。
サイバーマンデー価格は、こちらの特設ページで掲示されている。通常サイトにはサイバーマンデー価格が表示されていないので、うっかり通常価格で買わないように注意してほしい。
月額サブスク不要で、買い切りで生涯使えるコスパ抜群のクラウドストレージとして、ぜひ検討することをお勧めしたい。
期間限定の1TB, 2TB, 10TBのライフタイムプラン価格
月額課金制のクラウドストレージより、圧倒的にお得な「ライフタイムプラン」を備えた生涯使えるクラウドサービスについては、過去に以下の記事でもまとめた。
中でも、筆者自身も4年以上愛用しているスイス発のクラウドサービス「pCloud」が、2024年のブラックフライデーセールで、通常よりも大幅な価格ダウンを実施中だ。
pCloudのトップページから価格表を見ると、通常価格が表示されており、ブラックフライデーの特設ページは若干目立たないところにある。
うっかり通常価格で購入しないように、必ずこちらの特設ページから価格を確認するようにしよう。
pCloudのライフタイムプランの通常価格と、今回のブラックフライデー価格の比較は、以下の通りである。
プラン | 通常時 | ブラックフライデー価格 |
---|---|---|
Premium – 500GB | 199ドル | 販売なし |
Premium – 1TB | 販売なし | 199ドル |
Premium Plus – 2TB | 399ドル | 279ドル |
Ultra – 10TB | 1,190ドル | 799ドル |
3 in 1 Bundle – 5TB | 販売なし | 599ドル |
筆者が2TBのライフタイムプランを購入した時は、セール価格でも370ドルだったので、2TBもの容量が得られるPremium Plusが279ドルで購入できるのはかなりコスパが良いと感じる。
さらに、通常時には販売されていない「1TB」プランや、暗号化機能・パスワード管理機能が付いてくる5TBの「3 in 1 Bundle」プランなども、期間限定で登場している。
普段は199ドルで500GBしか得られないところ、同じ199ドルで2倍の容量の1TBが入手できるということだ。
1ドル150円換算で、1TBのクラウドストレージが29,850円と2万円台で購入できる計算だ。1TBの外付けSSDをAmazonで購入すると1.8万円くらいするので、物理的に故障することもなく、バックアップもあり、バージョン履歴まで使える1TBのクラウドストレージが199ドルというのは衝撃的だ。
月額サブスク不要で、買い切りで生涯使えるコスパ抜群のクラウドストレージとして、ぜひ検討することをお勧めしたい。
バンドルの「Encryption」と「Pass Premium」もかなりお得
筆者は既にpCloudのライフタイムプランを数年前に購入しているため、今回のブラックフライデーセールに登場した目玉商品「3 in 1 Bundle」を利用できない。
もし筆者がライフタイムプランを未購入だったら、間違いなく購入したい、超お得なパッケージになっていると思う。
5TBもの大容量クラウドストレージを、一生使い続けることができて599ドル、というだけでも、かなりお得感がある。
このパッケージには、「Encryption(通常150ドル)」機能と、「Pass Premium(通常149ドル)」機能が付いてくるので、実質5TBのストレージが299ドルで入手できることになる。
これらのおまけ機能について、簡単に紹介する。
「Encryption(暗号化)」は、pCloudの最大の特徴の一つでもある機能だ。
この機能を有効にすると、ストレージ上で完全に暗号化されたフォルダ「Crypto Folder」を利用することができるようになる。
このフォルダ内のファイルは、エンドツーエンドで暗号化されているため、暗号化を解除する鍵はユーザーだけが握っており、pCloudの中の人でさえ、このフォルダの中身を閲覧することができない。
ユーザーがこのフォルダの暗号化を解除するパスコードを入力したときに限り、ユーザー側で中身を確認することができるのだ。
情報漏洩のリスクを限りなくゼロに近づけ、またプライバシーも最大限に守ることができる。
特に秘匿性の高いファイルや、個人情報を保管しておくのに適している。筆者も、パスポートやマイナンバーカードなどの重要書類のスキャンデータを、このフォルダ下に保管している。
また、「pCloud Pass」は、1PasswordやLastPassなどと同じ、パスワードマネージャーアプリである。
さまざまなサービスのログイン情報を記憶しておき、ログイン画面で自動入力できるのでとても便利だ。
現代では1人の個人が数百のウェブサービスに会員登録することも珍しくなく、複数のサービスで同じパスワードを使いまわしていて、ハッキングの被害に遭うことも珍しくない。
高度なパスワードを自動生成して、それをパスワードマネージャーで記録しておくことで、セキュリティを大きく改善することができる。
ストレージ容量に困っている人はpCloudで節約
筆者自身、4年前にpCloudで2TBのライフタイムプランを契約し、iPhoneで撮影したすべての写真をバックアップしているが、いまだに容量を使い切れる気配はない。
pCloudの2TBの容量を所有していることで、新しいスマホを購入するときにも、最も容量の小さなモデルを購入できるので、スマホの買い替えのたびに大きく節約することもできる。
写真や動画の管理で困ったら、SSDやHDDを購入したり、iCloudやGoogleドライブに月額料金を払い続けるよりも、一生使えるpCloudのストレージの方が、結果として節約することにつながるはずだ。
pCloudは、Googleドライブ、iCloud、Dropboxなどの超有名どころのクラウドストレージサービスと比べると知名度が低いが、スイスで2013年に設立され、多くの企業や大学でも採用されているクラウドプロバイダーだ。
ダウンロード・アップロードのスピードも早く、Dropboxなどと比べても劣らない。
また、スマホアプリの完成度が高いのも特徴で、クラウド上に保存している音楽ファイルや動画ファイルをアプリ内で快適に再生できたり、写真を自動アップロードしてバックアップ済みのファイルをiPhone/Android本体から削除したり、非常に快適に利用できる。
クラウドストレージを探している人は、まずはpCloudの無料版でも、10GBの容量がもらえるので、一度使ってみてはどうだろうか。