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「楽天Car車買取」実体験レビュー:3年落ちの軽自動車がオークションで150万円で売れるまで

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通常の買取査定サイトとは異なり、楽天経由で全国の中古車販売店が参加するオークションに出品することができる【楽天Car車買取】

今回、自家用車の売却にあたって利用する機会があったので、実体験を詳細にレビューしておくことにする。

筆者は、2021年に190万円台で購入した軽自動車を、3年後の2024年に150万円台で売却することができた。

中古車のWeb買取査定にありがちな、たくさんの中古車販売店からの電話攻撃を受けることもなく、非常に快適に車を高値で売ることができたので、総合的には満足している。



車を売る時の最大のストレス

リセールの高い人気車種を新車で購入すると、3年ほど乗ったのち、初回の車検前に売却してしまうことで、ほとんど実質負担なく車を利用できることがある。

都内では若干難しいものの、駐車場を安く確保できるのであれば、週末しか使わないようなライトユーザーであっても、カーシェアを利用するより安く済む可能性さえある。

実際、筆者の場合、週末のキャンプや旅行を中心に使用して、およそ3年間で走行距離2万キロ後半、購入価格と売却価格の差は40万円で済んだので、1ヶ月あたりの実質負担金額は1.2万円ほどとなった。

毎月2〜3回、カーシェアを丸1日利用するようであれば、購入した方が安いレベルの価格だと思う。

しかしながら、こうした新車購入→3年以内売却を繰り返すようなスタイルの場合に、最も面倒なことは、車の売却プロセスである。

一番楽なのは、ディーラーの下取りに出す方法だが、市場価格よりはかなり安くなってしまうことが殆どだ。

一方、中古車販売店での査定は、複数の店から査定を受けて比較しなければ、ベストな高値で売却先を見つけることは難しい。

Web上で一括査定を受けることもできるが、車の状態をチェックしていない状態で見積もられるので、Web上での掲示金額と、実物を見た上で最終的に言われる金額に乖離があることもしばしば。

複数の中古車販売店からの営業電話が大量にかかってくるのも面倒だし、車をストレスなくスムーズに売却することと、お得な高値で売却することを両立するのは本当に難しい。

楽天Car車買取はズボラ社会人に最適だった

3年経ってあちこち旅行を楽しんだが、ライフステージの変化もあって、車を使用する頻度が下がってきたので、売却を検討し始めた。

しかし、とにかく手続きを調べるのも、売却先を探すのも面倒で、どんどん後回しにしてしまっていた。

後回しにすればするほど年式が古くなり価格も落ちるし、車検の日や保険更新の日が近づいてきて、それらを払うのも癪にさわる。

そんな中見つけたのが、楽天Carのカーオークションサービスだった。

先延ばし癖の塊である超ズボラな筆者にとって、他の買取査定サービスなどと比較した時の楽天Car車買取の利点は以下の3点に尽きる。

【楽天Car車買取】を利用するメリット

  • 楽天Carの査定員から1回実地検査を受けるだけで、複数業者が参加するオークションに出品できる
  • 楽天以外に個人情報を渡す必要がないので、営業電話ゼロ
  • Webと郵送だけで手続きが完了するので、自宅で完結

楽天1社とやり取りするだけで、オークション形式で複数の中古車販売店から入札を受けることができるため手間なく最善価格で売れる可能性が高まる。

しかも、1回だけ楽天Carの検査員が自宅に車を見にきてくれる以外、リアルでのやり取りは一切ないので、忙しくても、面倒くさくても、勢いでWeb申し込みをするだけで売却作業の8割が完了すると言っても過言ではない。

楽天Carのオークションが終わるまでの流れ

Webサイト上で申し込みを行ってから、トントン拍子で手続きが進んだ。

唯一スケジュール上の制約としては、検査員による実地検査を受ける日程の調整があるが、約1時間の検査の開始時と終了時に居るだけでよく、それ以外の時は別の事をしていても問題ないので、筆者の場合は平日の仕事中にやってもらった。

オークション日と引き渡し日の間隔などは、書類準備のために筆者が希望して念のため長めに取っただけで、もっと短縮しようと思えば短縮できたと思われる。

  • 0日目 夜間:楽天Car車買取のHPでWeb申し込み
  • 1日目 午前:楽天Carから入電、検査日決定
  • 5日目 午前:楽天Car検査員による実地検査
  • 10日目 午後:オークション開催・落札
  • 20日目 午前:陸送業者に引き渡し

以下では、それぞれのステップについて、どのような書類や手続きが必要だったかを解説していく。

Web申し込み〜唯一の電話(0〜1日目)

深夜のうちにWeb申し込みを行って、朝には楽天Carから電話がかかってきた。

検査員や陸送業社とのスケジュール調整の電話でのやり取りなどを除いて、楽天Carから電話がかかってきたのはこの1回のみだ。
車を売却する際の電話営業が嫌でしょうがない筆者としては、非常に嬉しいポイントだった。

Web申し込みでは、車種、年式、グレードなどの基本情報を入力するとともに、検査の希望日を入力する。

電話では、改めてWeb申し込みした内容の確認を受けるとともに、車検証上の所有者や使用者など細かい情報を提供する。

家族で共有している車の場合などは、車検証の記載内容を改めて確認しておくとよい。

実地検査の日(5日目)

この日までに、車内を空っぽにして、一応洗車機にも入れておいた。検査の日に実際に確認できた備品のみが考慮されるとのことなので、スペアキーなどは全て揃えておく必要がある。

本当は、Web申し込みの2日後というかなりのスピード感で実地検査を予定していたのだが、天気予報が非常に強い雨の予報になってしまったため、屋外での写真撮影が難しいということで、その3日後に延期されたものだった。

検査で撮影された写真がそのままオークションに使われるので、申し込みにあたって検査日を選択する際には、天気予報もチェックして、屋外で明るい環境下で撮影できることが重要になりそうだ。

検査担当の人の話では、屋内の駐車場でも一応可能ではあるが、明るさが足りなかったり、携帯の電波が届かなかったりするとNGとのことで、晴れの日に屋外でやるのがベストだと思われる。

検査員の人は、車外・車内ともに、かなり細かく写真を撮影していく。実際にかかった時間は1時間10分ほどで、筆者は検査の開始時と終了時にキーを渡すために同席した。

検査が終わると出品票がWeb上で作成され、ボディのパーツごとにキズ・小キズの有無と、その写真がアップロードされている。

これらの内装外装の評価に基づいて、楽天Car車買取のサイトでも基準表が公開されている評価点がつけられる。

筆者の車は、前方左のバンパーにある樹脂パーツを生垣に擦ってしまっていたこともあってか、外装の評価はBだった。

内装に関しては、新車時からシートカバーをつけており特に目立つ傷もなく、評価はAだった。

3年経過の走行距離2万キロ台後半だったが、外装が足を引っ張って、総合評価点は4.5となった。

また、検査の最後に、出品票の内容を確認するとともに、検査員から「〇〇円くらいは行けると思いますよ」という相場観を教わりつつ、最低希望落札価格を決定する。

希望価格は、相場よりも低めの価格を設定しておいたが、結局、最終的に落札された価格は、検査員の方が言っていた水準を少し超える程度だった。自分が最低限支障がないボトム価格を設定しておけば良いのだろう。

また、希望価格と併せて、車の引き渡しの希望日時を第一希望から第三希望までWebフォームで提出した。書類の準備が間に合わないと嫌なので、一応検査日から2週間ほど余裕を見て希望を出したが、もう少し短縮することもできたはずだ。

オークションの日(10日目)

楽天Car車買取のオークションは、毎週2回、火曜日と金曜日の午後に開催されているとのことで、検査が終わって次の開催回に出品される。

1台あたり1分間しか行われないので、開始されてから終了するまでは一瞬だ。

筆者も、開催予定時間の3分後には落札価格が確定した旨のメールが届いて、そのままWeb上のマイページで売却を確定する手続きを行なった。

リアルタイムで入札の様子を見ることもできるようだが、1分しかないので気づいたら終わっていて残念ながら入札中には見ることができなかった。

結局、最低希望価格より30万程度はアップしての着地だった。

複数の中古車販売業社が参加するオークションなので、最低希望価格をどこにセットしようが、相場の適正価格に収束していくのだろう。

その意味で、やはり自分で買取先を見つけるよりも、最善の価格で売却できる可能性が高いのがメリットだと思う。

引き渡し日(20日目)までに行うこと

オークションの日の数日後に、売却に必要な書類一式が楽天Carからレターパックで送られてきた。また、陸送会社から、車の引き渡しのための日時の調整の電話がかかってきた。

楽天からのレターパックの中に必要書類一式のリストが入っているので、車検証、自賠責保険証、リサイクル券など諸々の書類を返送用のレターパックに入れて送り返す。

必要な書類一式は、楽天CarのWebサイトにある「お車の売却に関する必要書類について」というページでも確認できる。

普通車の場合には、印鑑証明なども必要になるが、軽自動車の場合には、もはや押印すら不要で、住所と名前を書いただけだった。
印鑑登録証明なども、最近ではマイナンバーカードでコンビニで発行できるので、普通車であってもそれほど面倒ではないだろう。

こんなに簡単に車の売却ができてしまうのか、と拍子抜けだった。

ただおそらく、最も面倒になりうる書類が、「自動車税納付証明書」かなと思った。

最近では、ペイジーなどのオンラインで納付してしまうことも多く、領収書や納税証明書が手元にないし、1年近く前の納税履歴は記録を見つけられないリスクも高そうだからだ。

最悪、再発行が必要になるかもしれないので、コンビニの払込用紙などは大切に取っておこう。

スムーズな手続きで気持ちよく愛車にお別れできた

こうして、売却を思い立ち、楽天Car車買取のWebサイトで申し込みをしてから3週間弱で、無事に愛車が旅立っていった。

費用としては、成約が決まった場合に売約手数料として税込22,000円を支払うことになる。

オークション形式で複数の中古車販売店から直接入札があるおかげで、ディーラーの下取りよりはずっと高く、さらに一般的な買取査定よりも高く売れる可能性があることを考えれば、楽天への支払いが2.2万円で済むのは大分お得感があるように思う。

2.2万円で固定なので、アルファードなど高額な車種なら尚更お得感は高まっていく。

想像以上に手続きが楽だったので、もっと早く申し込んでおけば、1ヶ月分の駐車場代を節約できたのにとさえ思った。

ほとんどの手続きがWeb上で完結するので、店舗に相談に行ったり、査定に出したり、とにかく面倒な手間を省きたい人におすすめできる。

また今度、次の車を買うときにも、新車でリセール価格が期待できる人気車種を買って、3年目の初回の車検の1ヶ月前に、楽天Car車買取に出してしまおうと思っている。



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