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これだけは覚えて!Mac歴10年が教える厳選キーボードショートカット50選

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Macのキーボードショートカットを習得することは、Macユーザーの作業効率性・生産性を向上する鍵となる。

キーボードショートカットを覚え、自然と指が動くようになれば、日常のルーティン作業・動作を、マウスやトラックパッドに手を伸ばすことなく、キーボード上だけで完結させることができる。

Mac初心者や、Macを手にしたばかりの人は、新しいキーの組み合わせに慣れるのに時間がかかるし、キーボードショートカットの暗記を億劫に感じるかもしれない。

そこで本記事では、Macを10年以上毎日使い続けている筆者が、「これだけは覚えておいた方が得!」と感じた、必須のMacキーボードショートカットだけを選び抜いて紹介する。

各キーボードショートカットを覚える・定着させるためのコツも紹介する。

これらの厳選されたキーボードショートカットを使いこなすだけで、十分にMacでのあらゆる仕事・作業を高速化することができる。

初心者からパワーユーザーまで、今日からすぐにキーボードショートカットの恩恵を感じられるはずだ。



カーソル移動を爆速化するキーボードショートカット

あなたはMacでテキストを入力する際に、カーソル位置をどうやって動かしているだろうか。

「マウス・トラックパッドで入力したい位置をクリックする」、「キーボードの矢印キーを使ってカーソル移動する」といった方法を使っている人がほとんどであろう。

マウスやトラックパッドを使用すると、いちいち手をキーボードから移動せねばならず、非常に面倒だし、長時間作業すると疲労にも繋がりやすい。

矢印キーを使う場合も、カーソルを遠くまで移動するには、何度も何度も矢印キーを叩く必要があり、これまた疲れてしまう。

Macには、そんなカーソル移動を超高速化してくれるキーボードショートカットが存在する。

これらだけでもいいので、是非とも覚えてみて欲しい。一度覚えれば、将来のMac使用時のすべての作業の効率が上がるので、投資対効果が非常に高いキーボードショートカットだ。

ショートカット機能覚え方
Control + A行頭へ移動“At the beginning” (始まり)
Control + E行末へ移動“End” (終わり)
Control + F1文字右へ移動“Forward” (前へ)
Control + B1文字左へ移動“Backward” (後ろへ)
Control + P1行上へ移動“Previous” (前の)
Control + N1行下へ移動“Next” (次の)

コントロールキーとアルファベット1つを組み合わせることで、カーソルの左右の移動だけでなく、他の行への移動、行頭・行末への移動を、一瞬で実現してくれるショートカットたちだ。

ホームポジションから手を動かすことなく、カーソルを移動できるのが大きなメリットである。

これらのショートカットは、関連する英単語の頭文字を使用することで覚えやすくなっている。

Control + Aは “At the beginning” の “A” を使用し、行の始まりへ移動することを表す、といった具合だ。上記の英単語との対応表も含めて頭にいれるのが暗記の近道だ。

ショートカット機能
Command + ←行頭へ移動
Command + →行末へ移動
Command + ↑ドキュメントの先頭へ移動
Command + ↓ドキュメントの末尾へ移動
Option + ←前の単語の先頭へ移動
Option + →次の単語の末尾へ移動

また、CommandキーやOptionキーを、通常の矢印キーと組み合わせると、文単位・単語単位で、一気にカーソルを移動させることができる。

特に、Optionキーによる単語単位の移動は、文章作成時にかなり便利だ。

英単語では単語の頭や末尾に、日本語では句読点のある場所までカーソルが一っ飛びに移動してくれる。

単語や文を一つだけ遡りたい時に、矢印キーを何度も連打するのはエレガントではない。Optionキーと矢印キーによって、瞬時に望み通りの場所に移動できる。

テキスト削除・選択・挿入を爆速化するキーボードショートカット

カーソル移動だけでなく、テキストの削除や挿入も、キーボードショートカットで素早く、効率的に行うことができる。

前述のカーソル移動のためのキーボードショートカットたちと、使用するキーは非常に似ているので、組み合わせて覚えるのがオススメだ。

ショートカット機能覚え方
Control + HBackspace(カーソル左側1文字を削除)“Hurl back” (後ろに投げ返す)
Control + DDelete(カーソル右側1文字を削除)“Delete forward” (前方に削除)
Control + Kカーソルの位置から行末までを削除“Kill to end” (終わりまで殺す)

Control + Kは、カーソルの右側を一気に削除でき便利だ。

Control + Aで文頭に移動してからControl + Kで文末まで削除すれば、ホームポジションから指を一切動かさずとも、行を丸ごと削除することが可能で便利だ。

Control + H / Dは、それぞれBackspace / Deleteキーを使う場合と同じ挙動だが、ホームポジションから指を動かさずにテキストを削除できるのがポイントだ。

ショートカット機能
Option + Deleteカーソルの左側の1単語を削除
Command + Deleteカーソルの位置から行頭までのテキストを削除

CommandとOptionの役割も、先のカーソル移動の時とほぼ同じである。

Optionキーを使えば単語単位での削除が、Commandキーを使えば行単位の削除が可能である。

また、テキストを選択して、コピー&ペーストするなど、テキストを選択・挿入するためのキーボードショートカットが以下である。

ショートカット機能
Command + Aすべて選択
Command + Shift + ←文頭まで選択
Command + Shift + →文末まで選択
Command + Cコピー
Command + X切り取り
Command + V貼り付け
Command + Z取り消し(アンドゥ)
Command + Shift + Zやり直し(リドゥ)

文単位でテキストを一括選択できる「Command + Shift + ← / →」と、切り取り&貼り付けの「Command + X / V」などを組み合わせることで、特定の文を他の行に移動することも、キーボードだけで実現できる。

コピー&ペーストやカット&ペーストは、広く知られているであろうキーボードショートカットだが、カーソル移動のショートカットと組み合わせることで、さらに作業効率が向上する。

作業効率を上げるアプリ・ウィンドウ管理ショートカット

ここからは、アプリの起動や終了、切り替えを高速化するためのキーボードショートカットを紹介していく。

一覧表は以下の通りだが、このうち主要なショートカットについて、抜粋して具体的な活用例なども紹介する。

ショートカット機能
Command + SpaceSpotlightを開く
Command + Hアクティブウィンドウを非表示
Command + Option + クリック全アプリを非表示
Command + Tabアプリ切り替え
Command + Mアプリを最小化
Command + Qアプリを終了
Command + Option + Escapeアプリを強制終了
Command + Control + QMacをロック

Spotlightでアプリもファイルも瞬時に起動(Command + Space)

Macユーザーであれば、是非とも使いこなしたいのがSpotlightだ。

Command + Spaceのコマンドは必ず覚えておきたい。

Spotlightは、起動したいアプリや開きたいファイルの名前を、デスクトップ上に現れる検索バーに入力するだけで、瞬時に探し出すことのできる機能である。

Launchpadからアプリをいちいち探す時間を省略し、キーボード操作のみでアプリの起動まで実現できるのが嬉しい。

ファイルやフォルダを開くのも、名前を入力するだけで簡単に見つけられる。Finderを開いてファイルやフォルダを探す手間を大幅に削減できる。

最初は慣れるのに時間がかかるかもしれないが、一度使い始めると、マウスやトラックパッドでFinderやLaunchpadを使うのがあまりに非効率に感じられ、Spotlightが手放せなくなるはずである。

ウィンドウを瞬時に隠す(Command + Hなど)

Command + Hで、現在開いているアクティブウィンドウを、瞬時に非表示にすることができる。

また、Command + Option + クリックで、クリックしたアプリ以外の全てのアプリを隠すことが可能だ。デスクトップ上をクリックすれば、すべてのウィンドウを隠すことができる。

zoomでのウェブ会議中などに、デスクトップで開いているウィンドウを一時的に隠したい場合などに非常に便利である。

また、複数のアプリやウインドウ開きっぱなしにしていると、気が散って、作業効率が落ちるので、Command + Hを使いこなすことで、作業に集中できる環境を整えることができる。

起動中のアプリ一覧で切り替え(Command + Tab)

Command + Option + クリックで全てのアプリを隠した後、必要なアプリだけを再び開き直したいことがよくあるはず。

Command + Tabを使うと、起動中のアプリアイコンが表示され、Tabキーを繰り返し押すことで、アプリを選択することができる。

アプリの終了・最小化もキーボードで(Command + Q / M)

WindowsユーザーがMacに移行して最初に戸惑うことの一つが、ウィンドウ左上の赤色のボタンを押してアプリを終了したはずなのに、実は最小化されただけで、バックグラウンドで動き続けていることがよくある点だ。

Command + Qのキーボードショートカットで、アプリを完全に終了させることができる。こまめにアプリを終了することで、メモリなどのシステムリソースを解放できる。

「Quit」の英単語から来ているので、覚えやすい。

また、ウィンドウを「Minimize(最小化)」するコマンドはCommand + Mである。

席を立つ前にMacをロック(Command + Control + Q)

Command + Control + Qは、Macをロックするためのコマンドである。

指紋認証かパスワードを入力して再ログインしなければ、Macを開けなくすることができる。

オフィスでトイレに立つ前に必ずMacをロックするなど、非常に頻繁に使用する重要なキーボードショートカットだ。

短時間の離席でも安全を確保できる、セキュリティ上も重要なキーボードショートカットである。

様々なアプリで共通で使えるファイル操作ショートカット

ほとんどのMacアプリで共通で使えるキーボードショートカットも存在する。

特に、新しいファイルを作成する場合や既存のファイルを開く場合や、作業中のファイルを保存する場合は、ほとんど全てのアプリで共通のショートカットが使えるはずだ。

テキストエディタ、スプレッドシート、プレゼンテーションソフトなど、様々なアプリケーションで活用できる。

Command + Sで、こまめに作業中のファイルを保存するのは、クラッシュによるデータ損失などを防ぐためにも必須だ。

ショートカット機能
Command + N新規ドキュメント作成
Command + Oファイルを開く
Command + S保存
Command + Shift + S別名で保存
Command + P印刷

また、Command + Pによる「印刷」もよく使うキーボードショートカットだ。

プリンターで印刷する場合はもちろんのこと、Google Chromeなどで開いているWebページをP DFとして保存することも、「印刷」メニューから行うことができる。

ブラウザで利用できるショートカット

SafariやGoogle Chromeなど、MacでWebサイトを閲覧する際に必ず使用するブラウザアプリでも、様々なキーボードショートカットが利用できる。

タブを開く、戻る・進むなどは、FinderなどMacの他のアプリ・システムでも共通で使われているので、覚えておくと作業効率が大きく改善する。

ショートカット機能
Command + [前のページに戻る
Command + ]次のページに進む
Command + T新しいタブを開く
Command + W現在のタブを閉じる
Command + Lアドレスバーにフォーカスを移動
Command + Fページ内検索

Command + ] / [のショートカットは、ブラウザのページを戻る/進むボタンに該当する。これらのショートカットを使用することで、マウスを使わずに素早く前後のページに移動できる。

また、アプリを終了するCommand + Qとともに、覚えておくと便利なのがCommand + Wである。これはアプリを終了せずに、その時開いているウィンドウを閉じるキーボードショートカットだ。

Safariのタブを閉じるのはもちろん、Finderでも同様にタブが閉じれるし、他にも様々なアプリで終了せずにウィンドウだけ閉じたい場合に使える。

Finderで使えるファイル操作ショートカット

これらもまた、日常的に頻繁に使用するキーボードショートカット。

Finder上でファイルを削除したり、フォルダにまとめて整理したりするためのショートカットたちである。

ショートカット機能
Command + Shift + N新規フォルダ作成
Command + Backspaceゴミ箱に移動
Command + Shift + Backspaceゴミ箱を空に
SpaceFinderでクイックルック

Command + Shift + Nは、ファイル管理を効率化するために欠かせないショートカット。

プロジェクトごとに新しいフォルダを作成したり、ダウンロードしたファイルを整理したりする際に、素早くフォルダを作成できる。整理整頓の習慣づけに役立つ。

不要なファイルを削除する際も、いちいちマウスを右クリックしていたら無駄に時間がかかるので、Command + Backspaceでサクッとファイルを削除できるのはとても便利だ。

また、Spaceバーは、キーボードショートカットというよりは、単にキーを押した時の挙動という感じだが、ファイルを選択した状態でスペースバーを押すだけで、ファイルの内容をクイックに確認できる。

例えば、写真の一覧を確認するときにスペースバーを押せば、その写真をプレビューし、矢印キーでファイルを移動することで次々と各ファイルのプレビューをしていくことができる。

様々なスクリーンショットを撮れるショートカット

Macには、一般的な画面全体をスクリーンショットするコマンドだけでなく、選択した領域だけ、特定のウィンドウだけなど、指定した範囲だけをスクリーンショットするためのキーボードショートカットも用意されている。

ショートカット機能
Command + Shift + 3全画面スクリーンショット
Command + Shift + 4選択領域のスクリーンショット
Command + Shift + 4 + Spaceウィンドウのスクリーンショット
Command + Shift + 5スクリーンショットツールバー表示

例えば、Command + Shift + 4を押すと、以下のようにマウスのドラッグで範囲を指定できる。この範囲だけが切り取られたスクリーンショットを取得できる。

ウェブページの一部、アプリケーションの特定の機能、エラーメッセージなど、必要な情報のみを正確に切り取れる。不要な情報を含まずに共有できるため、プライバシー保護にも役立つ。

また、動画キャプチャ、タイマー付きスクリーンショット、保存先の選択など、高度な機能を利用したい場合には、Command + Shift + 5で、スクリーンショットツールバーを呼び出すのが便利だ。

選択した範囲だけを動画として保存するなど、より幅広いスクリーンショットのオプションが利用できる。



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