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互換ボールペン・替芯完全ガイド:G2規格のオススメ高級ボールペン&リフィル一覧

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ボールペンの替芯には、メーカーやブランドを超えた互換性を持つ国際標準規格があり、様々なボールペンに入れて使えるものが存在する。

中でも、100年以上の歴史を持つアメリカの文具メーカー「PARKER」が1950年代に開発したペンに由来する国際標準規格である「G2規格」は、世界中の高級ボールペンで採用されている。

日本においては、「G2規格」、「PARKER互換リフィル」、「パーカータイプリフィル」などと呼ばれているものだ。

本記事では、G2規格に対応したボールペン本体と、G2規格対応リフィル(替芯)を、一覧表にまとめた。

国内ブランド・海外ブランドから、特におすすめのボールペンとインクを紹介していく。

本記事を参考に、お気に入りのボールペンと替芯のセットを見つけて欲しい。



ボールペンのG2規格とは?

G2規格は、PARKERが現在でも販売している超ロングセラーの名作ボールペン「Jotter(ジョッター)」に由来する。

長い歴史を持ち、アメリカをはじめ世界中で使われているため、ボールペン本体も世界中のブランドの幅広いラインナップから選ぶことができるし、リフィルについても、油性インクからゲルインクまで、非常に豊富な選択肢がある。

G2リフィルのサイズを見ると、同じく国際標準規格である「D1規格(4C規格)」と比べると、かなり太く、インクの容量もとても大きい。

上がG2規格リフィル、下がD1規格リフィル

そのサイズもあって、G2リフィルは、基本的には多色・多機能ペンではなく、単色・単機能のペンに用いられている。

「D1規格(4C規格)」はより小型でコンパクトなので、多色ボールペンに主に使われている。

以下の記事でD1規格を詳しく解説しているが、D1規格のデメリットは、インクの選択肢が油性インクに限られる点だ。

G2規格で複数のインク色を揃えたい場合、単色ボールペンを2本持ちするしかないものの、ゲルインクを含めたインクの幅広い選択肢は重要なメリットだ。

言うまでもないが、最も有名なG2規格のボールペンといえば、本家本元たるPARKERのジョッターシリーズである。

洗練されたデザインで高級感を持ちながら、なんと1,000円台というお手頃価格で販売されているので、打ち合わせや営業の場でビジネスパーソンが使用するボールペンの最有力候補だ。

G2規格に対応したボールペン本体まとめ

日本国内で入手できる主要なG2規格のボールペンの一覧は以下の通りだ。

国内メーカーを含めて、文房具各社から、G2互換ペンが発売されていることが分かる。

いずれも単色ボールペンで、1つしか替芯が入らないものだ。

メーカーブランド型番
三菱鉛筆ジェットストリーム プライム
回転繰り出し式シングル
SXK-3300-xx
トンボズーム 505BC-2000xx
OHTOローラーゲルGS02GS02-G5
プラチナ万年筆センチュリーBNB-5000
PARKERジョッター
銀座伊東屋ROMEO No.3
ステッドラートリプラス ノック式444 Mxx-3

滅多に売っていない海外ブランドまで含めれば、もちろんもっと沢山のペンが存在するはずだが、日本に住んでいる人が、Amazonなどオンラインで適正価格で簡単に入手できるのはこのあたりのモデルだ。

特におすすめは、筆者自身も所有しているジェットストリームプライムの回転繰り出しタイプだ。

非常に書きやすいことで有名な油性インク「ジェットストリーム」ブランドで、唯一国際規格のG2に対応しており、2千円台で購入することができる。

筆者は、ダークオリーブカラーを購入したが、非常にシンプルかつ細身の落ち着いたデザインなので、フォーマルな場を含めて、どのような場で使っても違和感がない。

プレゼント用などで、もっと高級感のあるボールペンが好みであれば、1万円越えの銀座伊東屋のロメオか、4千円台のプラチナ万年筆のセンチュリーシリーズが候補になるだろう。

なお、本体が太めのZOOM 505は、1,000円台前半の低価格ながら、アルミ・アルマイト仕上げで高級感があっておすすめだ。

G2規格の替芯(リフィル)まとめ

G2規格の替芯には、油性ボール、ゲルインクボールなど、幅広い選択肢が存在する。

多色ペン用のD1規格では、現状ゲルインクで入手できるリフィルがないため、ゲルインクも含めて利用できるのはG2規格のアドバンテージである。

以下では、油性インクとゲルインクに分けて、日本でも簡単に入手できる主要なG2規格対応の替芯(リフィル)を紹介していく。

G2規格の油性ボール替芯

伝統的な油性インクのリフィルでは、やはり本家本元のPARKERの替芯(リフィル)が有名だ。

他にも、世界中のメーカーにOEMでインクを提供しているSCHMIDTなど、海外ブランドの定番リフィルが多く存在する。

ただ、海外ブランドのボールペンのデメリットとしては、英字を書くことを想定して作られているため、ペン先が太い(0.7〜1.0mm)という点が挙げられる。

日本語の漢字を書くことが多いなど、細かい作業が必要になる場合には、日本メーカーの細字のペン先を選んだ方が良い。

メーカーブランド型番バリエーション
三菱鉛筆ジェットストリームSXR-600-xxカラー:黒
ボール径:0.38, 0.5, 0.7
トンボBR-EF33カラー:黒
ボール径:0.7
OHTOPS-107NPカラー:黒
ボール径:0.7
プラチナ万年筆BSP-400カラー:黒
ボール径:0.8
PARKERクインクフローカラー:黒、赤、青
ボール径:F(細), M(中)
PARKERスタンダードカラー:黒、青
ボール径:B(太)
SCHMIDTイージーフローSC-EASYFLOW-xxカラー:黒、青
ボール径:F(細), M(中)
銀座伊東屋ロメオ イージーフロー
(SCHMIDTのOEM)
カラー:黒、青
ボール径:1.0

おすすめは、やはり日本人に最適化された三菱鉛筆のジェットストリームシリーズだ。

他のブランドが0.7〜1.0mmの太字ボールばかりなのに対して、0.38mm, 0.5mmという極細字をラインナップしており、手帳に書き込むときや、漢字で細かい文字を書くときなどにも使える。

G2規格のゲルインク替芯

多色ボールペン用のD1規格の場合、かつて存在した唯一のゲルインク替芯を製造していたPILOTが、同シリーズの販売を終了してしまったため、ゲルインクの選択肢がなくなってしまった。

その点、G2規格は、本家本元のPARKER自身が、ゲルインクのG2互換リフィルを提供してくれているので、今後もG2規格のゲルインクを使い続けられそうな安心感がある。

また、日本国内メーカーでも、OHTOが「セラミックローラーゲル」という新しいゲルインク替芯を販売している。

セラミックローラーゲルは、速乾性が高く、耐水性・耐光性をもつ、ゲルインクの弱点を克服した新開発のゲルインクだ。

メーカーブランド型番バリエーション
OHTOPG-105NPカラー:黒
ボール径:0.5
OHTOセラミックローラーゲルPG-M05NPカラー:黒
ボール径:0.5
PARKERジェルペンカラー:黒
ボール径:0.55, 0.7
銀座伊東屋ロメオ GEL芯カラー:黒
ボール径:0.7

やはり日本人向けの細字に対応したリフィルという意味で、OHTOのセラミックローラーゲルが最もオススメできる。

長く使い続けられるお気に入りの一本を見つけよう

豊富なラインナップのG2規格の替芯(リフィル)を使用する最大のメリットは、気に入ったデザインのボールペン本体を1度入手すれば、壊れない限り、ほぼ永久に使い続けられる点にある。

世界中のメーカーがG2規格対応の替芯を発売しているので、もし万一、自分が使っていたインクが終売になっても、他のメーカーのリフィルを購入することで使い続けられる。

安価なボールペンの世界では、商品の入れ替わりも激しく、気に入って使っていたペンが手に入らなくなることも珍しくない。

G2規格ボールペンを使っていれば、そのような憂き目に遭うことも防ぐことができる。

また、PCやスマホが普及して、あまりペンで書き物をする機会も減ってきた今だからこそ、毎日カバンに入れてたまーに使うペン1本くらいは、こだわったものを使うのも悪くない。

本記事を参考に、お気に入りのG2規格ボールペン・リフィルを見つけて欲しい。



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