昨年の年末に開始された「Amazonふるさと納税」だが、2024年12月19日のリリースと寄付締め切りギリギリだったこともあり、活用できなかった人も多いだろう。
今年こそ、2025年の年末に向けて、「Amazonふるさと納税」で寄付先や返礼品を調べてみてはどうだろうか。
「Amazonふるさと納税」は、Amazonならではの最短翌日に届く返礼品や、Amazon限定の返礼品や、たまーに他社サイトより寄付額が安い返礼品があることなどが特徴だ。
中でも、今回筆者が注目したのは、「Amazonふるさと納税」で手に入るガジェット関連の返礼品だ。
Ankerのプロジェクター「Nebula Capsule 3」をはじめ、モバイルバッテリーや急速充電器などのスマホ必需品、果ては液晶モニターやメカニカルキーボードまで、食品中心の「ふるさと納税」のイメージを覆す魅力的な電化製品もラインナップされている。
お肉や果物などの返礼品ばかりを選んで、寄付上限MAXまで埋めると、人によっては食べきれず余ってしまうこともあるはず。
本記事では、1万円以下で入手できるガジェット返礼品から、10万円超の高級ガジェットまで、幅広い商品カテゴリを調査したので、寄付上限を使いきれずに迷っている人は、ぜひアイディア帳として活用してほしい。
以下、「Amazonふるさと納税」で是非ともチェックしておくべき主要なガジェット返礼品ジャンルと、その寄付金額の目安などをまとめた。
スマホ・アクセサリ関係
「あと寄付額が1〜2万円余っているが、特にほしい食べ物がない・・・」
というのは、ふるさと納税の寄付締め切りが近づくと、誰もが直面する問題だ。
とりあえずお米で埋める、などの対策を採っている家庭も多いだろうが、ここはあえて、食品ではなくスマートフォンアクセサリーに目を向けることをお勧めしたい。
「Amazonふるさと納税」では、急速充電器やUSBケーブル、モバイルバッテリーなど、いくらあっても困らない必須のスマホアクセサリが豊富にラインナップされている。
モバイルバッテリー(1〜2万円)
「Amazonふるさと納税」で検索してみると、1〜2万円の寄付額で、概ね10,000mAhサイズのモバイルバッテリーを返礼品として提供している自治体がある。
通常のAmazonのような中華メーカーのモバイルバッテリーはなく、日本に拠点のある企業のモバイルバッテリーがラインナップされている。
MagSafeに対応しているものもあるし、マイナーなブランドでも機能や品質には全く問題ないので、上のリンクから寄付先をチェックしてみてはどうだろう。
寄付金額&返礼品の例
- 多摩電子工業 マグネットバッテリー 10000mAh(1.1万円)
- MOTTERU モバイルバッテリー 10,000mAh(1.3万円)
- CIO モバイルバッテリー 10000mAh(2万円)
USBケーブル(8千〜1万円)
数千円単位の寄付額調整を行う際に便利なのが、USBケーブルなどのアクセサリだ。
USB4の規格に対応している高速データ転送が可能な高性能ケーブルもあれば、よりシンプルな60W充電に対応したケーブルなどもあるので、自宅に足りないケーブルをとりあえず注文しておくのもありだ。
寄付金額&返礼品の例
- オウルテック 60W 3m Type-Cケーブル(8千円)
- MOTTERU 240W 1m Type-Cケーブル(8千円)
- MOTTERU 240W 1m Type-Cケーブル (USB4 Gen3x2)(1.2万円)
急速充電器(1〜2万円)
他にも必須のスマホアクセサリーといえば、コンパクトながら急速充電が可能なUSB充電器だろう。
窒化ガリウム(GaN)を使用して小型化された充電器は、iPhoneやMac、PCなどに付属してくる充電器よりも、はるかに小型・軽量で充電スピードも高速なので、1台持っておいて損はない。
また、iPhoneをはじめワイヤレス充電に対応したスマートフォンなどを所有している人は、Qi2規格に対応したワイヤレス充電機なども探してみると良い。
Amazonふるさと納税では、1〜2万円程度の寄付金額で入手できることが多いと思われる。
寄付金額&返礼品の例
- 多摩電子工業 PD65W対応 AC充電器(USB-C x2、USB-A x1)(1万円)
- MOTTERU(モッテル) PD65W対応(USB-C x1、USB-A x1)(1.5万円)
- 多摩電子工業 PD100W対応 AC充電器(USB-C x3、USB-A x1)(2万円)
- Qi2対応 マグネット式ワイヤレス急速充電器(8千円)
ポータブル電源(7〜10万円超)
停電時の防災対策や、キャンプ時の電源確保に便利なのが、ポータブルバッテリーだ。
ポータブル電源は、モバイルバッテリーよりもはるかに大容量のバッテリーで、中にはコンセントを備えており、ドライヤー等まで利用できる商品もある。
10万円前後の寄付金額が必要な返礼品もみられ、必要となる所得金額も大きいが、寄付上限額に余裕がある人は検討してみても良いだろう。
寄付金額&返礼品の例
- 多摩電子工業 200Wポータブル電源(7.4万円)
- 多摩電子工業 300Wポータブル電源(9.5万円)
- ロジテック ポータブル電源 200P(12万円)
音楽・映像関係
「Amazonふるさと納税」で意外にも充実しているのが、イヤホン・ヘッドホンなどのオーディオ機器や、プロジェクター、カメラなどのメディア機器だ。
プロジェクターなど、エンタメ用に欲しい気持ちはあるが、実際の使用頻度がどれだけあるか不安・・・という家電も、ふるさと納税ならお得感のある形で入手できるので、これを機に検討してみては。
イヤホン(1〜7万円)
イヤホンは、幅広い価格帯の商品を返礼品として設定している自治体が見られる。
安価なワイヤレスイヤホンから、著名なブランドのイヤホンまで、自身の寄付上限額に応じてちょうど良い商品を選ぶことができるだろう。
寄付金額&返礼品の例
- ag 完全ワイヤレスイヤホン COTSUBU MK2(1.5万円)
- ファイナル 完全ワイヤレスイヤホン ZE8000(4万円)
- オーディオテクニカ 軟骨伝導ワイヤレスイヤホン ATH-CC500BT2(6万円)
- DENON 完全ワイヤレスイヤホン(7万円)
ヘッドホン(3〜10万円超)
「Amazonふるさと納税」では、イヤホンだけでなく、ヘッドホンも見つけることができる。
既にイヤホンを持っているという人も、ワイヤレスヘッドホンと併用することで耳の疲れが軽減することもあるので、ヘッドホンの入手も検討してみてはどうだろう。
寄付金額&返礼品の例
- ファイナル ANCワイヤレスヘッドホン UX3000(3.5万円)
- オーディオテクニカ ワイヤレスヘッドホン ATH-DWL550(8.5万円)
- SONY モニターヘッドホン MDR-M1ST(13万円)
プロジェクター(3〜10万円超)
「Amazonふるさと納税」でラインナップされている更に高額なガジェット機器としては、プロジェクターまでも見つけることができる。
この価格帯になってくると、なかなか寄付上限額に収まるという人は少なくなってくるだろうが、高所得世帯であれば手の届く寄付金額だ。
寄付金額&返礼品の例
- FUNLOGY Projector(3.2万円)
- Anker Nebula Capsule Air(16.7万円)
- Anker Nebula Capsule 3(23.4万円)
コンパクトカメラ・一眼レフ(20〜40万円超)
更に高価格帯のガジェットで言えば、一眼レフやミラーレス一眼までも、ふるさと納税の返礼品として提供している自治体が存在する。
一般人の感覚では、ここまでくると普通に購入した方が安い気もしてくるが、世の中には所得が非常に高く、ふるさと納税の寄付枠を全然使いきれず困っている人もいるのだろう。
寄付金額&返礼品の例
- LUMIX デジタルカメラ LUMIX DC-FZ85D-K(24万円)
- パナソニック ビデオカメラ HC-V900-K(28万円)
- Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R100(30.3万円)
- Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R10 (43.7万円)
パソコン・周辺機器関連
「Amazonふるさと納税」では、キーボードやプリンター、果てはPC本体まで、パソコン関連機器も充実している。
流石に必要な寄付金額はかなり高額になってくるが、中堅ビジネスパーソンなら手の届きそうな返礼品も多くある。
メカニカルキーボード(10万円超)
ハッピーハッキングキーボード(HHKB)やリアルフォースなどの日本発の高価格帯のキーボードも、ふるさと納税で入手できる。
「Amazonふるさと納税」では、英語配列・日本語配列など複数のオプションから選択でき、10万円台前半の返礼品も見つけることができるので、高級キーボードが気になっていた人は、これを機に寄付してみてはどうだろう。
寄付金額&返礼品の例
- PFU キーボード HHKB Professional HYBRID 英語配列/墨(11.3万円)
- REALFORCE RC1 キーボード 70% ブラック 英語配列(12.5万円)
- PFU キーボード HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/雪(13万円)
ポータブルSSD(4〜10万円超)
モバイルバッテリーやUSB充電器のように、多くの人が必要になるであろうガジェットが、外付けSSDストレージだ。
最近ではiPhoneがUSB-Cに対応したことで、iPhoneと直接外付けSSDを接続し、写真やビデオを外部ストレージに移すことも可能になった。
「Amazonふるさと納税」でも、MagSafeでiPhoneの背面にくっつけられるタイプのSSDをはじめ、様々な外付けストレージがラインアップされているので、一度探してみる価値はある。
寄付金額&返礼品の例
- ロジテックダイレクト ポータブルSSD 1TB USB3.2 Gen1(4.4万円)
- Nextorage ポータブルSSD 1TB 10Gbps USB3.2 Gen2(6万円)
- Nextorage MagSafe SSD 1TB 10Gbps USB3.2 Gen2(9.4万円)
- Nextorage ポータブルSSD 2TB 40Gbps USB4 Gen3x2(11.7万円)
スキャナー(10万円超)
変わり種としては、スキャナーやプリンターなども、ふるさと納税の返礼品として存在する。
筆者は、iPad用に紙の書籍を大量に裁断して、ドキュメントスキャナーでPDF化し、電子書籍として読んでいる。
そうした書籍の自炊に必須であるドキュメントスキャナーまでも、ふるさと納税で入手できるのだから驚きである。
寄付金額&返礼品の例
- リコー PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1300(11.6万円)
- リコー PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1400(13.6万円)
- リコー PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX2500(17.9万円)
プリンター(5〜30万円超)
プリンターの場合、かなり必要な寄付金額にはばらつきがあり、「Amazonふるさと納税」では、写真などの印刷に適したプロユース向けのプリンターから、家庭のごく一般的なプリンターまで、幅広いランナップがある。
一個人で生活している上では、頻繁には必要にならないが、なんだかんだで年に数回は必要になることもあるので、ふるさと納税で入手しておくのもありかもしれない。
寄付金額&返礼品の例
- エプソン プリンター A4インクジェット複合機 EW-456A(5.1万円)
- ブラザー プリンター A4インクジェット複合機 DCP-J4143N(13.6万円)
- エプソン プリンター プロセレクション A3インクジェット(33万円)
液晶モニター(5〜10万円超)
ふるさと納税は、新品だけでなく、整備品もラインナップされていることがある。
「Amazonふるさと納税」では、4Kに対応した高解像度の液晶モニターが、整備品として返礼品としてラインナップされていたりする。
デュアルモニターのために2台目のディスプレイが欲しい、といった場合に、選んでみても良いだろう。
寄付金額&返礼品の例
- JAPANNEXT 液晶モニター 21.5型ワイド フルHD 整備品(5.7万円)
- JAPANNEXT 液晶モニター 28型ワイド 4K UHD 整備品(11万円)
- JAPANNEXT 液晶モニター 31.5型ワイド 4K UHD 整備品(13.5万円)
PC・ラップトップ本体(30〜100万円超)
果ての果ての返礼品として、なんとパソコン本体もふるさと納税で入手することができる。
「Amazonふるさと納税」では、ノートパソコンだけでなく、タワー型のゲーミングPCまで見つけることができる。
CPUがセレロンでメモリ8GBというスペックのノートPCの返礼品に、ふるさと納税とはいえ数十万円を寄付するのは流石に気が引けるところだが…。
本当に高所得で枠が余って困っている、という人は、ゲーミングPCというロマンに手を出してみても良いかもしれない。
寄付金額&返礼品の例
- 富士通 ノートパソコン FMV Celeron/8GB/256GB(32万円)
- 富士通 ノートパソコン FMV Ryzen 7/16GB/512GB(57万円)
- デスクトップPC GALLERIA RM7C-R56T(87.3万円)