AIじゃないよ

5年間毎日着用&乾燥機使用でも穴が開かないSmartwoolのメリノウール靴下がすごすぎた

当サイトはアフィリエイト広告を一部掲載しています。

「そういえばこの靴下、いったい何年前から履いているんだ・・・?」

筆者は、長らくメリノウールの靴下を愛用してきた。毎日の会社通勤や日常生活はもちろん、ランニングやスキーなどのスポーツ時、国内外での長期旅行時まで、あらゆるシーンでメリノウールソックスを着用している。

メリノウール素材は、履き心地もよく、天然の抗菌性により臭いも抑えてくれ、通気性や体温調整にも長けている。そのため、一般のコットンよりは高価ではあるが、アウトドアウェアの下着や靴下などで、「究極の天然素材」としてよく使用されている。

革靴でも足のムレや臭いを防いでくれるので、アスリートだけでなく、ビジネスパーソンや学生にとっても強い味方になりうる。

筆者がずっと愛用しているのは、米国コロラド州のスキーヤーによって設立された「Smartwool」というブランドのメリノウール靴下だ。

本当にほぼ毎日この靴下を着用しているのだが、ある日ふと、「この靴下いつから履いてるんだっけ?」という違和感を持った。

ほとんどの靴下は、親指の爪の辺りか、かかとの辺りが破れてしまい、すぐに捨てているはずなのに、そういえばこの靴下だけはずっとあるような気がする。

メールボックスで購入履歴を遡ってみたところ、なんと約5年前に購入していたのだ。

5年前の購入履歴を発見

ちらほら購入しているユニク●や無●良品の靴下は、何枚も捨ててきたはずなのに、Smartwoolのこの靴下だけは、5年前に購入した3足とも、いまだに破れる気配が全くない。

今回、改めて当時の製品名をたどって、Smartwoolの靴下について詳しく調べてみた。

全く同じモデルは、日本であまり流通していないのだが、ネットの海を探し回った結果、筆者と同じソックスを購入できるネットショップを楽天で見つけた。現在、「山とアウトドア専門店ロッジ」で注文可能であり、メーカー取り寄せで購入できるようだ。

価格は少し高いと感じるかもしれないが、筆者も5年間使ってまだまだ現役だし、米国では「10年履いても破れなかった」というレビューもあるくらいなので、安いソックスを買うよりも、圧倒的にコストパフォーマンスの高い投資だと思う。

筆者も、日本で買えるうちに買っておこうと思い、2足追加で注文した。

スキー用以外でも、同様の耐久性のあるSmartwoolの靴下をまとめたので、メリノソックスを探している人はぜひ参考にしてほしい。



米国のメリノ専門ブランド「Smartwool」とは

筆者の下着やシャツはSmartwoolだらけ

筆者がSmartwoolに出会ったのは、アメリカに住んでいた当時、とあるプロスキーヤーに、Smartwoolがメリノウェアを提供しているのを見たのがきっかけだ。

Smartwoolは、スキーが盛んな米国コロラド州で、1994年にスキーインストラクターにより設立されたブランドで、ハイキングやスキーなどのアウトドアウェアの世界では、メリノウール製品の代名詞とも言えるブランドである。

メリノウールは、優れた通気性と断熱性を持ち、寒い環境では足が暖かく、暑くなると蒸れにくく涼しいという、体温調節に優れた素材とされる。

また、天然の抗菌特性を持ち、1週間洗わずに着用しても下着が臭くなりにくいなど、非常に機能性に優れているのだ。

Smartwoolのメリノウール製のベースレイヤー(下着)を購入して以来、メリノウールの魅力に取り憑かれてしまい、アウトドア用のアンダーウェアから、Tシャツ、ソックス、パジャマに至るまで、メリノウール製品ばかり愛用している。

Smartwoolは、国内にショップこそないものの、日本のアウトドア店でSmartwoolのウェアを見かけることも増えてきた。

国内流通している商品ラインナップは限られているが、今回紹介するソックスを含め、ネットショップを漁れば、リーズナブルな価格で入手できる商品もある。

Smartwool のソックスの選び方

Smartwoolのソックスには、かなり多様なバリエーションがあり、最初はどのモデルを選べば良いか迷ってしまう。

ライトユーザー向けの耐久性の弱いモデルなどもあるので、間違って購入しないように、ラインナップの違いを理解しておく必要がある。

Smartwool ソックスの主要ラインナップの解説

Smartwoolのソックスの商品ラインは、大きく分類すると、クッション性の有無(例:ゼロ、ライト、フル)や、丈の長さ(例:くるぶし、足首、ふくらはぎ)、アクティビティの種類(例:ラン、ハイク、スキー、日常生活)によって豊富なバリエーションが用意されている。

筆者が5年間実際に愛用しているのは、「Ski(スキー用)」「Zero Cushion(クッション性ゼロ)」「OTC(ふくらはぎ丈)」のモデルである。無地の黒色で、ビジネスシーンでも履けるのが魅力である。

筆者の所有する「Smartwool Ski Zero Cushion OTC

スキー用とはいうものの、実際にスキーするのは年に数回なので、ほとんどは会社への通勤時や日常生活、近所のランニングなどで着用している。

こうした日常用途で使用するのであれば、薄手で通気性がよく、タイトなスニーカーや革靴とも合わせられる「Zero Cushion」を選択するのがオススメだ。クッション性の違いは以下の通りである。

  • ゼロクッション:最も薄いモデルでクッション性がなく、スマートな着用感
  • ターゲットクッション:足の前方とかかと部分だけピンポイントでクッション性があり、薄手を保ちつつも、衝撃吸収&耐久性を向上
  • ライトクッション:足の裏全体にクッション性があり、一年中使える
  • フルクッション:冬季のハイクや、スキーブーツと共に着用することを前提に、足裏だけでなく足首や脛にまでクッション性と保温性がある

なお、Smartwoolのソックスは、スポーティーな柄や色の商品が多いため、 「黒色、ほぼ無地、日常からフォーマルな場まで幅広く着用できる」 という条件に当てはまる商品は、それほど多くない。

現状、国内で購入できるソックスの中で、これらの条件を満たしそうなのは、筆者と同じスキー向けのロング丈モデル「Smartwool Ski Zero Cushion OTC」か、ランニング向けのアンクル丈モデル「Smartwool Run Zero Cushion Ankle」(※赤色の差し色あり)のどちらかになりそうだ。

「ライトクッション」でよければ、他にも黒色でシンプルなデザインのソックスはある。

アクティビティの種類は、筆者はスキーを選んだが、ランニングやトレッキングなど、明確に用途が決まっている人は、それらのラインを選択すると良い。

とはいえ、ソックスはソックスなので、ランニングもトレッキングもボルダリングも、筆者はすべてのアクティビティで「スキー」ソックスを利用しており、特に支障はない。

「Indestructawool」技術を採用したモデルの耐久性がすごい

Smartwoolの靴下のうち、何年も破れない素晴らしい耐久性を持つモデルは、「Indestructawool durability technology」によって補強されたモデルだ。

「Indestructawool(破れないウール)」はSmartwool社のトレードマークで、ソックスの衝撃を受けやすいゾーン(かかと、つま先など)に補強を編み込むことによって、摩耗による破れなどを防止する技術である。

靴下を裏返すと「Indestructawool」の補強が見える

外側からは分かりにくいが、裏返してみると、つま先とかかとの生地が補強されていることが明確にわかる。

まさにこれが、筆者が5年間履き潰しても、なおつま先とかかとが破れていない最大の理由と思われる。

実際、1年ほど前に、Smartwoolの靴下が欲しくなり日本で購入した「Hike Classic Zero Cushion Crew」ソックスは、残念ながら「Indestructawool」技術を採用していない安価なモデルであったため、あっという間にかかとに穴が空いてしまった。

左のハイククラシックは全体が均一で薄い。右のスキーは「Indestructawool」の補強あり。

「Indestructawool」の有無によって、半年〜1年後に見てわかるレベルの明確な耐久性の差があるので、絶対に「Indestructawool」採用モデルを購入した方が、長期的なコストパフォーマンスは高い。

日本で購入する際も、商品概要ページで「Indestructawool」の記載があるか確認すると良い。もし分からなければ、米国Smartwoolの公式サイトで同じモデルを調べ、「Features」欄に「Indestructawool」の記載があるかどうか確認してみよう。

ソックスの商品概要欄で「Indestructawool」の記載を探す

アメリカのアウトドア系のオンラインストアのレビュー欄を見ても、筆者と同じような「10年ぶりに購入する」という体験談がちらほら見られたり、「高価だが長持ちするので投資対効果は高い」といったポジティブなレビューが並んでいる。

筆者の3足が偶然破れていないわけではなく、Smartwoolの「Indestructawool」を謳っているソックスは、本当に破れにくいのだ。

筆者の所有する「Smartwool Ski Zero Cushion OTC」以外だと、「Indestructawool」を採用しており、日本のAmazonや楽天で購入可能なラインナップとしては、例えば以下などがある。

「ゼロクッション」がなぜか日本では流通が少なく、ウィメンズでは、衝撃の多い部位だけピンポイントでクッションが入った「ターゲットクッション」しか選べない丈があったりする。

希望と違うものを買ってしまわないよう、デザイン、丈の長さ、クッションの量を確認して購入しよう。

アメリカ出身のメリノウールは洗濯機も乾燥機もバッチリOK

Smartwoolは、温水洗濯や乾燥機の使用が一般的な米国のブランドだけあって、洗濯機から乾燥機まで、ガンガンかけても縮むことがないのも大きなメリットだ。

ソックスの商品概要欄で乾燥機OKかを確認(基本全部OKっぽい)

筆者は日本のブランドを含めて数多くのメリノウール製品を所有しているが、Smartwoolのメリノウールウェアが圧倒的に縮まず、痛みにくいと感じている。

Smartwoolのベースレイヤーもソックスも、過去数年間、筆者の自宅のドラム式洗濯機で、洗濯から乾燥までぶっ通しで雑に洗っているが、全く不調は生じていない。

なんなら、Smartwoolのソックスのケアガイドでは、低い温度で乾燥するように指示されているが、アメリカ在住中は乾燥直後に触れないほどの高温で乾燥していたのに、なんら問題はなかった。

もちろん、個別の製品については、他と異なるケアが必要なモデルもあるかもしれないので、各製品のケアガイドを参照してほしい。

全商品が2年保証という圧倒的な信頼感(米国限定)

本国のアメリカでないと保証は受けられないと思われるが、Smartwoolの製品は、2年間の新品との交換保証が付いている。

米国では2年の新品交換保証がある(羨ましい!)

これもまた、Smartwool製品の非常に優れた耐久性を証明している。筆者の経験からも、頻繁に着用したとしても、2年程度では全く破れる気配がなかった。

日本でもこうした保証が受けられるよう、Smartwoolの店舗が日本に上陸してくれることを祈るばかりだ。Amazonや楽天で購入できるのも一部のラインナップに限られるので、まだまだ希少である。

幸い、記事執筆現在では注文できるサイトがあるので、メリノウールの靴下を探している人は、この機会にぜひSmartwoolのソックスを体感してみてほしい。

本記事ではソックスを紹介したが、ベースレイヤーやTシャツなども着心地が良く、耐久性も高いので、非常におすすめだ。



Make a comment

*
*
* (公開されません)