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WEXLEY ACTIVE PACK 長期使用レビュー:収納力最強でモバイルワーカーに最適のビジネスバック

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数多くのバックパックの中から、自分の仕事スタイルや生活スタイルに合ったバックパックを見つけるのは難しい。

筆者は、リモートワーカー/オフィスワーカーを兼ねているため、日常的にパソコンを持ってオフィス間を移動したり、出張に行ったりすることが非常に多い。

MacBookやiPad、さらには外付けキーボードやマウス、モバイルディスプレイなどを持ち運ぶことがあるので、収納力がありつつ、ガジェットを整理整頓するのが楽なバックパックをずっと探していた。

そんな筆者がおよそ1年前に購入し、それ以来気に入ってずっと使っている最高のバックパックがあるので、ぜひ紹介したい。

それは、WEXLEYの「ACTIVE PACK」である。

非常に優れたコンパートメントの配置のおかげで、ガジェットやケーブル類を常に整理整頓して持ち運べる上に、1~2泊程度の出張まで対応できる容量を備え、すべてのビジネスパーソンにおすすめできるバックパックだ。

本記事では、およそ1年にわたって、国内出張、海外旅行、通勤、日常生活までWEXLEY ACTIVE PACKを使い倒してきた筆者が、長期使用・実体験に基づく詳細なレビューをお届けする。



WEXLEY「ACTIVE PACK」を買える場所

WEXLEYのバックパックは、ハンズやユナイテッドアローズ グリーンレーベルでも取り扱いがあるようだが、近くに店がない場合はなかなか購入するチャンスがない。また、せっかく店に行っても、お目当てのモデルが売り切れている可能性もある。

WEXLEYの公式ショップが楽天にあるので、基本的には楽天での購入が最も確実に手に入れる手段だ。筆者も、楽天の公式ショップから購入した。

結構人気があるようで、品切れになっていることも度々ある。公式ショップでお目当てのモデルが品切れの場合でも、「楽天ファッション」のユナイテッドアローズで取り扱っている場合があったりするので、探してみよう。

WEXLEY「ACTIVE PACK」の概要と特徴

WEXLEY ACTIVE PACKは、ビジネスシーンにも馴染むミニマルなデザインと、内部の考え抜かれた構造による収納力&機能性が魅力のバックパックだ。

筆者が所有しているのは、後述するACTIVE PACKの3つのバリエーションのうち、「CORDURA NYLON / CARBONATE」という最も安価なモデルだ。表面が撥水コーティングされ、艶があるような見た目が特徴だ。

ACTIVE PACKは、重量約1.25kg、内容量約25Lと、日常使いから1~2泊程度の出張まで対応できる容量を備えている。

以下の写真は、実際に14インチのノートPC、外付けキーボード、マウス、充電ケーブル多数、その他名刺入れやお菓子、筆記用具などを詰め込んだ状態の画像だ。

これだけ中身にガジェット類が入っていても、豊富なポケットのおかげで内部は整理整頓され、容量にもまだまだ余裕がある状態になっている。

背面には、ハニカム形状のEVAフォームパネルが配置されており、背中とバッグの間に適度な隙間が生まれ、通気性が高く長時間背負っても蒸れにくい構造である。

実際、他の背中と密着するタイプのバックパックに比べて、背中が汗ばみにくいという体感はあった。

側面や底面には、高強度なナイロン素材が使われており、耐摩耗性が高いとされる。ジッパー類はYKK製で、バックルなどハードウェアもDuraflex製と、全体的に高品質に定評がある素材が使用されている。

実際、筆者がこの1年間ほぼ毎日使用してきたにもかかわらず、ジッパーやバックル、全体の記事に全く不調はなく、ほとんど劣化を感じさせないので、長年使い続けることができそうだ。

形状は自立しやすいボックス型に近く、自宅やオフィスで机の上や床に置いても倒れにくい設計である。

上部と側面の2か所にパッド入りハンドルを備えており、縦持ち・横持ちの両方に対応可能である。混雑した電車内で一時的に手提げ状態にしたり、荷物棚から出し入れする際にも掴みやすく、持ち替えがスムーズに行える。

会社に持って行っても全く違和感のないデザインと、咄嗟の場面でも横持ちに持ち替えられる汎用性から、通勤・通学、出張、営業まで、幅広いシーンにおすすめできる。

WEXLEY ACTIVE の圧倒的収納力!全ポケット紹介

なによりも収納構造の充実が、このバッグ最大の魅力である。

内部は大きくメインコンパートメント(背中側)とオーガナイズコンパートメント(フロント側)に分かれ、それぞれに多数のポケットが配置されている。

ここでは、実際に中身を入れた写真も交えながら、WEXLEY ACTIVE PACKの収納力を紹介していく。

メインコンパートメント:16インチPC+タブレットが余裕で収納可

最も多くの荷物が入るのがこの部分だ。

開口は非常に大きく、チャックをかなり下部まで下ろすことができるので、沢山入れた荷物の下の方まで見ることができて非常に便利だ。

背面側にはノートPCなどを入れるクッション付きのスリーブが2つ(大・小)ある。

大きい方には16インチまでのラップトップを収納可能である。小さい方は14インチのMacBook Airがぴったり収まるサイズで、ラップトップPCやiPadなどのタブレット端末、A4サイズの書類を入れることができる。

前後に厚手のクッションが当てられており、保護力が非常に高いので、筆者も裸でMacBook Airを突っ込んでいる。別途PCケースを持ち歩く必要はない。

底面までばっちりクッションが入っており、バッグを地面に落とした場合でも、PCが直接衝撃を受けにくい設計になっている。

実際に、メインコンパートメントに、14インチのMacBook Air、外付けキーボード(MX Keys mini)、マウス(MX Master 3S)を入れてみた状態が以下の写真である。

スリーブにMacBookとキーボードをそのまま入れることができるので、余計な荷物が増えずありがたい。

また、フロント側には小物収納に便利なポケットが3つ備わっており、マウスや電源アダプタ、ケーブル類などを整理して収納できる。

この状態で、さらに出張のための着替えなどを詰め込んでも、まだまだ余裕である。

着替えを入れるとキーボードを取り出しにくくなる・・・なんてこともなく、とにかく荷物を沢山入れてもアクセスしやすい内部構造が最高だ。

オーガナイズコンパートメント:ガジェットポーチ不要!超充実ポケット

フロントパネルを開くと、大小様々なオーガナイザーポケットが配置されている。

チャックをかなり下まで開けるので、机の上にバックパックを立てた状態で、底の方に入れている充電器や充電ケーブル、ウェットティッシュなどの小物を取り出す、なんてこともできてしまう。

メッシュポケットや仕切りポケットが豊富で、筆記具からモバイルバッテリー、PC周辺機器まで細かなガジェット類をカテゴリごとに収納できる。

よくあるワンポケットしかないカバンを使っていると、バッグインバッグなどの整理グッズを使わないと、ACアダプタやケーブルが絡まって混沌としがち。カバンの中のデッドスペースが増え、せっかくの容量を活かせないことが多い。

この点、WEXLEY ACTIVE PACKは、ポケットがとにかく多く、「このポケットにはACアダプタだけを入れる!」なんて贅沢な整理整頓が可能だ。

充電ケーブル、ACアダプタ、ボールペン、イヤホン、名刺入れなど雑多な小物に、それぞれの固定のポケットを割り当てることで、カバンの中身を常に整理しておくことができるのだ。

上部ポケットやメッシュポケットの組み合わせで、カバンの中に手の届かないエリアがなく、簡単に中身が確認できる。

フリスクなどのお菓子からガジェット関連のケーブルや充電器まで、何かと小物を持ち歩いている筆者であるが、WEXLEY ACTIVE PACKにしてからは、「カバンの中をガサゴソ探る」ことが一切なくなった。

かなり感動的なので、持ち歩く小物が多くカバンがごちゃつきがちな人には、ぜひお勧めしたい。

背中の隠しポケット:RFIDブロッキング付きで安心

背面側には、隠しポケットが左右2か所に配置されており、そのうち一つはRFIDブロッキング(スキミング防止)機能付きである。

パスポートや財布、ICカードなど貴重品を入れておけば、不正な読み取りやから守ることができる。

もう一方の背面ポケットもスマホや財布を入れるのに十分なスペースがあり、背負った状態では他人から見えないため安心感がある。

あまり分厚いものを入れると、背負った時に背中に当たってしまうが、クレジットカードや会社の入館証などの薄いものを入れておいたり、海外旅行の際の貴重品スペースとして重宝する。

トップポケット:鍵や財布などの小物に容易にアクセス

本体上部には、素早くアクセスできる小物用ポケットが設けられている。

スマートフォンやワイヤレスイヤホン、キーホルダーなど、頻繁に出し入れするアイテムを収納するのに適している。

サイドポケット

バッグ側面にはボトルポケットがある。

500mlのペットボトルを入れた状態が以下である。

折り畳み傘なども収納できるので、筆者は普段は折り畳み傘を入れている。

その他の機能

ショルダーストラップにも、カードポケットが付いている。右側ストラップの表面にカードポケットがあり、クレジットカード、交通系ICカード、社員証などを収納できる。

また、ショルダーストラップにはチェストストラップ(胸ベルト)が付属している。取り外し可能だが、自転車通勤時や荷物が特に重い場合に、チェストストラップを閉めるとより安定感が増す。

また、全体的にジッパーにはYKKの止水ファスナーが採用されているので、多少の雨であれば中身が濡れる心配もない。

以上のように、とにかく内部ポケットが細かく充実しているため、ガジェットの多いITワーカーほど恩恵を感じられるデザインと言える。

どの素材を選ぶべきか

WEXLEYの「ACTIVE PACK」には、3つのバリエーションが存在し、価格に応じて素材が異なる。

各素材の概要は以下の通りである。上から順に、価格が高くかつ高スペックになっている。

X-PAC SERIES

  • ヨットの帆にも使用されるナイロン生地、ポリエステルメッシュ、防水フィルム、耐水コーティングの多層構造
  • 軽量ながら防水性、強度と耐久性が高く、アウトドアや旅行に最適
  • 価格:30,800円

CORDURA BALLISTIC NYLON

  • 軍事用途にも使用される高強度・高耐久性のナイロン生地
  • 重量はあるが、傷や引き裂き、摩耗に強い
  • 価格:26,400円

CORDURA NYLON / CARBONATE

  • ナイロン生地へのポリウレタンコーティングにより防滴性と柔軟性を実現
  • ツルツルした質感で、耐浸水性に優れる
  • 価格:23,100円

筆者が購入したのは、最も安価な「CORDURA NYLON / CARBONATE」のモデルである。ツルツルしたコーティングのおかげで、多少雨などがかかっても、水滴となって落ちる撥水性がある。

特に不満はないので、コストパフォーマンスを重視する人は、このモデルで良いと思う。というか、他のモデルはそもそも取り扱いが少なく、オンラインでも品切れだったり、ユナイテッドアローズなどにも売っていなかったりする。

最も安価と言っても、側面や底面には強力なナイロン生地が使われており、実際1年経っても全く摩耗を感じず、「CORDURA NYLON / CARBONATE」で耐久性は十分であると思う。

ちなみに、1年弱の使用で、コーティングの表面に、以下の画像のような白い跡がついてしまった。いつついたのか記憶がないため、もしかするとペンキなどの可能性もある。

競合や類似のバックパックとの比較

ここでは、筆者が購入するバックパックを検討している際に、候補として考えていたバックパックを紹介する。

WEXLEYのACTIVE PACKの購入に迷っている人は、これらの商品概要をチェックしてみるのもお勧めだ。

Aer Day Pack 2 X-Pac:身軽さ重視でアクセサリーが少ない人向け

Aer Day Pack 2は、サンフランシスコを拠点とするバッグブランドAerが手掛けるデイパックだ。

スペックは、容量14.8L、本体重量が約1.3kgだ。だいぶコンパクトなので、1泊程度の短期の出張の着替えがギリギリ入るくらいの容量だ。

デザインはWEXLEY同様ミニマルで、全体のフォルムが一回り小さい。

それでも、15.6インチのラップトップPCが収納可能なパッド入りスリーブを装備しており。充電器やケーブル類を整理できる小分けポケットもある。

WEXLEYにはない機能として、スーツケースに取り付けられるパススルーが背面についている。

価格はX-Pac素材で35,200円、通常素材で29,700円と、WEXLEYより高めの設定になっている。

主な用途は通勤や日常使い、短期の出張など。PCや周辺機器、文具類、軽い着替えなどを収納できる容量で、都市部での活動に最適化されている。

総じて、「より軽快でコンパクト」なのがAer Day Pack 2で、「より大容量で整理整頓できるポケットが多い」のがWEXLEY Active Packと言える。

こちらもかなり魅力的だったが、価格が高いことと、2泊の出張はパンパンになりそうなことから、筆者はWEXLEYを選んだ。

Aer Tech Pack 2:特に出張が多い人向け

Aerのもう一つの代表モデル。

こちらは容量約17Lと大きく、よりWEXLEY ACTIVE PACKに近いと言えるかもしれない。

3層構造のコンパートメントを備え、PCや書類に加えて、着替えなども分けて収納できる設計である。

ただし、本体重量が約1.7kgとかなり重い。価格も40,000円超と高価なため、Day Pack 2やActive Packと比較するとやや特殊なポジションである。

日常使いより出張兼用のビジネスリュックを求める人向けと言える。

WEXLEY Active Packと比べると、重量・価格両面で負担が大きい代わりに、衣類とガジェット類のスペースをしっかり分けて持ち運べる利点がある。

Peak Design Everyday Backpack:カメラ・ガジェット特化なら

カメラ用バッグEveryday Backpack 20L V2は、カメラやテクノロジー機器の持ち運びに特化した多目的バックパックだ。

容量は最小17Lから最大20Lまで可変で、重量は仕切り板なしで1.66kg、仕切り板ありで2.01kgとなる。サイズは高さ46.5cm×幅30cm×奥行21.1cmで、15インチまでのラップトップを収納可能だ。

サイズ的にはActive Packと近い。

両側面からアクセス可能な独自の開閉構造が特徴で、バッグを下ろさず、側面から機材やPCを取り出すことができる。また、内部を付属の可動式仕切りによって仕切ることができ、カメラ用、レンズ用など、カメラ用バッグのように利用できる。

カメラ機材やガジェットの収納には適しているが、かなり重量があり、カメラ旅行以外ではオーバーキルに感じられた。

筆者は一眼カメラも時々持ち歩くのだが、できるだけコンパクトなレンズをつけ、WEXLEYのメインコンパートメントにギリギリ詰め込んでいる。

カメラ好きの人は、Peak Designのバッグを検討しても良いだろう。

Bellroy Transit Workpack Pro:ほぼスーツケースで出張特化なら

Bellroy Transit Workpack Proは、オーストラリアのブランドBellroyが手掛ける、仕事と旅行の両用に設計されたバックパックだ。

22Lと28Lの2サイズを展開し、22Lモデルが重量1.0kg、28Lモデルが重量1.1kgと、容量に対してかなり軽量となっている。両モデルとも16インチまでのラップトップを収納可能だ。

収納機能は3つの主要コンパートメントで構成される。フロントにはA4サイズの書類やタブレットが収納可能な整理ポケット、メイン収納には圧縮ストラップ付きの大容量スペース、背面にはラップトップとテック用品専用の収納を配置している。

メイン収納がほぼ全開放できるので、衣類を詰め込んでストラップで止めるような「ほぼスーツケース」のような使い方ができる。

どちらかといえば、2-3泊の出張が頻繁にあるような人が、スーツケースを持ち歩かずに済むように利用するようなイメージだ。

小物の整理整頓を重視するならWEXLEY ACTIVE PACKを、軽さと収納力重視ならBellroy Transit Workpack Proも選択肢になりうる。

WEXLEY ACTIVE PACKを1年間使ってみた感想

以上のように、競合バックパックそれぞれに特徴があるが、WEXLEY Active Packは、比較的安価でコストパフォーマンスが高く、特に収納ポケットの豊富さで優れているように思う。

内部が整理しやすいおかげで、バッグの中身がグチャグチャにならず、日々のストレスが大幅に軽減される。

頻繁に使うガジェット類を、いつも決まったポケットに入れておくことによって、カバンの中を探って手を突っ込むあのストレスから解放されるのだ。

上の写真は、以下のものを全て入れた状態の写真だ。

  • MacBook Air 14インチ
  • MX Keys Mini(キーボード)
  • MX Master 3s(マウス)
  • ケーブル類(Magsafe, USB-C, USB-A)
  • 100W GANチャージャー
  • Apple Watch充電器
  • 筆記用具、名刺入れ、ティッシュ、ウェットティッシュ、お菓子
  • 500mlペットボトル

これだけのものが入っているのに、全てが各ポケットに独立して収納されており、小物が混ざってしまうことがない。

収納力にもまだまだ余裕があり、追加で2泊3日分のワイシャツと下着は容易に入る。実際、いつも筆者はこの組み合わせで2泊3日の出張に出掛けている。

筆者のようなズボラな人は、WEXLEY ACTIVE PACKに自分好みにガジェットを配置した時点で、もう他のカバンに持ち替えることができなくなる。

整理整頓してある分、せっかく整理したのに、いちいちWEXLEY ACTIVE PACKの中からガジェットやアクセサリー類を出したくなく、丸ごと机の引き出しを持ち歩いているような感覚なのだ。

通勤時や出張時にはこれが非常に快適で、忘れ物や探し物が減るのも嬉しい。

数少ないデメリットとしては、やはり収納力と多数のポケットの代償として、「ちょっと友達の家に遊びにいく」くらいの日常遣いでは、さすがにずっしり感を感じてしまう点だろうか。

ACTIVE PACKの上に、14インチのMacBook Airをおいてみたのが以下の写真だ。やはりかなり大きさはあるので、身軽とまではいえない。

自分の荷物量と照らして、適切なサイズかを判断すると良いだろう。

筆者は、あちこちのリモートオフィスに自分のデバイス一式を持ち歩くようなシーンが多く、この収納力によって、日常のストレスを大幅に削減できるので、大変重宝している。

デザインとしても、ミニマルでオフィスなどフォーマルな場にも馴染む。

そして、本体の耐久性も非常に高く、この1年で2度の海外旅行、10回ほどの国内旅行・出張、毎日の出勤やリモートワークで世界中を引き摺り回しているにも関わらず、まだまだ「先月買った?」くらいの外観を保っている。

筆者のようなITワーカーには、自信を持っておすすめできるバックパックだ。



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