AIじゃないよ

【2026年最新版】iPad歴11年が選ぶ絶対入れるべき厳選iPadアプリ25選

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初代iPad Proが2015年に発売されてから早11年。

筆者は、初代から現在までiPad Proをずっと愛用してきた。ついには、iPad miniとiPad Proの2台持ちをするに至った、iPadの超ヘビーユーザーだ。

学生として、社会人として、また大学院生として、仕事から勉強まで徹底的にiPadを活用してきた筆者が、10年以上の時間をかけ厳選したオススメiPadアプリを、本記事で一挙に紹介する。

iPadを買ったものの、YouTubeやNetflix専用の端末になってしまっている、iPhoneと殆ど変わらない使い方しかしていない、使い道がなく棚の中で眠っている・・・といったように、iPadのポテンシャルをフル活用できていない人も多いのではないか。

iPadは、Apple Pencilやキーボードによるハード面の拡張性もさることながら、豊富なアプリを活用することで、仕事から勉強、生活まであらゆる場面で役立つ、無限のポテンシャルを秘めたデバイスだ。

この記事では、筆者がおすすめするiPadアプリを、無料アプリ・有料アプリを含め、カテゴリごとに分類しているので、目次を活用して好みのアプリを見つけて欲しい。

この記事で紹介しているアプリは、筆者が本当に頻繁に使っている、心からオススメできる神アプリばかりだ。

どれか一つでも、気になるアプリがあったら、ぜひ試してみて欲しい。



iPadを核としたマルチデバイス連携システムの構築

「iPadしか持っていない」という人は殆どいないはずだ。

iPadを所有している人の大半は、iPhoneやMac、あるいはAndroidやWindowsなど、他のデバイスを併用しているだろう。

ドキュメントから写真やビデオまで、作成〜編集〜保管〜送受信が、iPadのみで完結することは少ない。

iPadを知識やデータの集約場所として、また新しい知識・クリエイティブを産み出す場として、真の意味で活用するためには、iPad・PC・スマホの間で、効率的にファイルやドキュメントを共有する方法を確立することが不可欠である。

そこで、まず最初に、複数のデバイスやOSの壁を超え、iPadを効果的に活用するために必須となる基盤のアプリたちを紹介する。

pCloud – 全OS対応 & 無料で10GB & 買い切りプランありの神クラウド

2026/1/26 更新:pCloudの無料容量が倍増中

現在、1月30日までの期間限定で、「pCloud」に新規登録するだけで「20GB」もの無料ストレージがもらえるキャンペーンが行われている。

適用条件は、こちらの特設ページからアクセスし、アカウントを作成するだけだ。

新規登録時にもらえる無料ストレージ容量は、通常は最大10GBだ。この機会に、ぜひアカウントを作っておくことをお勧めする。

Appleのクラウドストレージサービス「iCloud」の無料容量は、わずか5GBだ。

iPadとiPhoneの写真を同期したり、バックアップをオンにしたりすると、瞬く間に容量を使い切ってしまう。

iCloudの有料プランは、わずか200GBでも月々450円、2TBなら月々1500円にもおよぶ。

容量が足りなくなるたびに、言われるがまま課金していると、いつの間にか高額な「Apple税」を毎月支払っている、という罠に陥りやすい。

クラウドサービスは、保管中のファイルを削除するわけにもいかないため、一度入ると引越しが非常に難しい。できるだけ早い段階で、価格設定が良心的なクラウドサービスを選択するのが、非常に重要だ。

筆者としては、無料でもらえる容量が大きい、またはクラウド業界では珍しい「買い切り型」プランを提供しているコスパの良いクラウドサービスをオススメしている。

サービス容量特徴
1. pCloud・無料でも10GB
・買い切りプランあり
・iPad, iPhone, Mac, Android, Windows 全てに対応
・バージョン履歴、暗号化など機能充実
2. Icedrive・無料でも10GB
・買い切りプランあり
・独自の暗号化アルゴリズム
3. Google Drive・無料でも15GB
・追加は要サブスク
・Gmailと容量が共食いしてしまう
筆者が推奨する「非iCloud」なクラウドの選択肢

中でも、筆者が実際に6年以上愛用しているのが「pCloud」である。最初は無料版を、後に2TBのライフタイムプランを購入し、今日まで長年愛用し続けている。

pCloudは、Dropboxなどと比べると知名度が低いかもしれないが、2013年に立ち上げられたスイス企業で、後発ならではの非常に多機能なアプリを提供している。

オススメのポイントは、主に以下のような点だ。

  • 無料アカウントであっても最大10GBもの大容量がもらえる
  • 無料版でも、15日間のバージョン履歴(有料版なら30日間)など、他社では有料限定が多い機能が「全部盛り」である
  • 有料版も、一生使える2TBプランが3万円程度で買い切りと、外付けSSDを買うよりお得感がある
  • iPad/iPhoneアプリに、メディアプレーヤーが内蔵されており、クラウドに保存している音楽やビデオをストリーミング再生できる

Dropboxの無料プランが2GBしかもらえないことを考えると、無料で10GBもの容量がもらえるのは太っ腹だ。

仮に無料の10GBを使い切ってしまったとしても、一度の支払いで一生涯使い続けることのできる「ライフタイムプラン」を、お手頃な価格で提供しているコスパの高さも見逃せない。

iPadなどAppleデバイスとの相性もよく、純正の「ファイル」アプリから、ローカルストレージのようにpCloud上のファイルに直接アクセスできる。

仕事や勉強で必要になるPDFやドキュメントをpCloudにアップロードしておけば、iPadの様々なアプリから、直接クラウド上のファイルを編集できる。

もちろん、変更内容は、pCloudを経由してMacやiPhoneなど他のデバイスと同期できる。

また、単純にアプリとしての機能性も非常に高く、pCloudのiPadアプリには、音楽プレーヤーやプレイリストの作成機能などまで内蔵されている。

pCloudに昔集めたmp3ファイルを保管しておいて、SpotifyやApple Musicのように、自分の音楽コレクションをストリーミングで楽しめる。

pCloudのアプリに内蔵された音楽プレーヤー。

筆者の場合は、2TBプランを契約して、自炊した500冊以上の書籍のPDFをアップロードしている。また、自分が持っているmp3音源の全てをアップロードし、いつでもどこでも、自分の本・音楽のコレクションにアクセスできるようにしてある。

iCloudの高額な月額サブスク料金を払わずとも、pCloud × 「ファイル」アプリをデータ保管の基盤に据えることで、利便性を失わずに済む。

また、pCloudは、Windows, AndroidなどのApple以外のデバイスにも対応しているので、OSを超えた大容量ファイルのやりとりも非常に簡単になる。

どのクラウドサービスをメインで使うか迷っている人は、まずは無料でもらえる10GBから、ぜひpCloudを試してみて欲しい。

LocalSend – 「AirDrop」をWindowsやAndroidとも実現

Appleデバイス同士で高速なファイル送受信が可能な「AirDrop」は、iPadをAppleデバイスと組み合わせて使う上で、最もメリットを感じる体験の一つだ。

だが現実には、「会社のPCはWindows」「スマホはAndroidも併用」「家族と共有したい」など、Apple製品だけで生活が完結する人は少ないのではないだろうか。

この“OSの壁”にぶつかった瞬間、iPadとのファイル共有は途端に面倒になる。

クラウドに一度アップしてリンクを送る、LINEに投げる、USBメモリを挿す……どれも「一回なら我慢できる」が、毎日頻繁に発生する場合はストレスが溜まる。

そこで入れておきたいのが LocalSend だ。

LocalSendは、同じWi-Fi上にいるデバイス同士で、ファイルを直接やり取りできる“クロスプラットフォームAirDrop”のようなアプリである。

LocalSendをお勧めする理由は、主に以下の点だ。

  • 完全無料で広告なし、アカウント作成も不要
  • iPad / iPhone・Windows・Android・Mac・Linuxまで幅広く対応
  • クラウド不要。データはローカルネットワーク内で完結し、外部に送信されない

使い方も非常にシンプルで、以下のステップだけで写真、テキスト、ドキュメントなど様々なデータを送信できる。

  1. 送りたい端末・受け取りたい端末の両方にLocalSendを入れる
  2. 両端末を、同じWi-Fiに接続する
  3. 送信側でファイルを選び、表示された相手端末をタップ
  4. 受信側で許可すれば転送完了

一点だけ注意するとすれば、職場やホテルのWi-Fiなど、ネットワーク側の設定によっては端末検出がうまくいかないことがある点だ。 その場合は、スマホのテザリングに切り替えることで対応できる。

iPadを“書類作成・学習・情報の母艦”として使っていると、どうしても他のデバイスとのファイルの受け渡しが増える。

LocalSendを入れておくと、OSの違いを意識せずにデータを行き来できるようになり、iPadの活躍範囲が一段広がるはずだ。

最新AIをiPadで最大限に活用するためのアプリ

つい最近まで、情報収集のスタートラインは「ググる」ことだった。また、集めた情報を整理してノートや資料にまとめることも、人間が自力で行うしかなかった。

しかし、ChatGPTなどのAIの急速な進歩によって、リサーチからノートの作成まで、あらゆる知的な作業を、AIによってある程度完結できてしまう時代がやってきた。

当然、iPadでも、AIをどれだけ自分のワークフローに組み込んで活用できるかが、生産性向上の鍵となる。

重要なのは、ChatGPTやGeminiなどの汎用AIツールだけでなく、リサーチ、ノート、文章作成、翻訳、英語学習など、分野に特化した強みを持つAIツールをうまく組み合わせて、自分の仕事や勉強に役立てることだ。

以下では、iPadでAIを活用するために、用途ごとにオススメのAIアプリを紹介していく。

NotebookLM – あなたの情報を理解する究極のAIノート

ChatGPTやGeminiは、質問に対して一瞬で答えを返してくれる。AIの性能はどんどん向上しており、一般公開されている情報であれば、ほぼ完璧な答えが得られるようになりつつある。

しかし、仕事や研究でChatGPTやGeminiを使っていると、AIモデルが「プロジェクトの背景・文脈」「手元の資料」を理解していないことが、どうしてもボトルネックになってしまう。

「NotebookLM」は、そんなギャップを埋めてくれる革命的なノートアプリだ。

Geminiを搭載しているGoogle公式のサービスで、Googleアカウントがあればすぐに使い始められる。

NotebookLMの最大の特徴は、PDFやWebページ、Googleドキュメント、YouTubeなど、“情報源(ソース)”をアップロードするだけで、その内容に基づいてAIと対話できる点だ。

NotebookLMのチャット機能を使うと、AIが「どの資料のどこを根拠にしたか」を示しながら質問に回答してくれる。

チャットで質問できるだけでなく、資料の要約、会議用アジェンダの作成、FAQの作成、模擬テストの作成など、仕事から研究、学校の授業まで、あらゆる作業に役立つので、ぜひ体験してみるべきだ。

使い方は非常にシンプルで、最初は以下の流れだけで十分だ。

  1. テーマごとにノートブックを作る(例:資格勉強、案件A、旅行計画)
  2. 関連資料を放り込む(PDF、Web、YouTube動画、Docsなど)
  3. 「A論文とBレポートの共通点は?」「期末テストの模擬テストをして」のように質問する
  4. 要約・チェックリスト・QAなどのノートを生成・蓄積していく

NotebookLMは、スマホやPCでも使えるが、iPadとの相性が非常に良い。

Split Viewなどを活用すれば、通勤通学途中に、画面の半分で原典PDFを読みながら、残りの半分でNotebookLMとチャットすることで、効率的に理解を深められる。

さらに、目玉と言えるのが「音声概要機能」である。

これは、アップロードした資料の内容を、2人のAIホストがポッドキャスト形式で会話しながら解説してくれる機能だ。

通勤通学途中に、「音声概要」を流しておいて、“復習用ポッドキャスト”のように使うのも非常に強力だ。

“自分の資料で戦う”タイプの作業——論文・業務ドキュメント・仕様書・講義資料——が多い人ほど、NotebookLMの効き目は大きい。

iPadを学習と仕事の母艦として使うなら、これは間違いなく入れる価値があるアプリの一つだ。

ちなみに、NotebookLMは、アップロードする資料が雑だと、アウトプットも雑になる。目的によってノートブックを明確に分け、関係のないソースを入れずに、AIが理解しやすいファイル名を付けるのも重要だ。

筆者の用途としては、例えば以下のようなことに使っている。

  • プロジェクトの資料や議事録を一通りアップロードしておいて、アジェンダやメールを作らせる
  • 読書中の電子書籍PDFをアップロードして、うろ覚えの内容を質問して思い出す

ChatGPT / Claude / Gemini – 最低1つは課金したいAIアシスタントの鉄板

NotebookLMのような特化型AIアプリも有用だが、日常的な調べ物、文章の下書き、アイデア出し、Excelの関数の質問など、幅広い用途に対応できる「汎用AIアシスタント」も欠かせない存在だ。

2026年現在、汎用AIアシスタントの代表格はChatGPT(OpenAI)、Claude(Anthropic)、Gemini(Google)の3つ。いずれもiPadアプリが提供されており、無料でも使える。

ただし、本気で活用するなら、どれか1つには課金することを強くおすすめする。

有料版では最新かつ最も賢いモデルが使えるため、回答の質が根本的に異なる。複雑な質問への理解力、長文の要約精度、コードの正確性など、あらゆる面で差が出る。

月額2,000〜3,000円程度の投資で、24時間365日、優秀なアシスタントを雇えると考えれば、コストパフォーマンスは圧倒的だ。

正直なところ、3サービスの基本性能に大きな差はない。どれを選んでも、日常的な用途で困ることはないはずだ。

どのサービスも成長著しく、どこかの会社が新モデルや新機能をリリースすれば、他社もすぐに追いつく。

筆者は3つ全てに課金しているが、ここでは、非エンジニアを念頭に、仕事・勉強という用途における各サービスの特徴も整理しておく。

ざっくり言えば、汎用性からChatGPTは手堅いが、Googleサービス全体で見た時のコスパはGeminiがかなり良好、という印象だ。

ChatGPT(月額$20/約3,000円)

  • 最も知名度が高く、ユーザー数も多い
  • ナンバーワンならではの最新機能の頻繁な追加、他社の機能にもすぐキャッチアップ
  • とりあえず1つ課金して最先端のAIに触れておく、という用途では無難な選択

Gemini(月額2,900円/Googleの各サービスとセット)

  • Googleサービスとの連携が強み(Gmail、Googleドライブ、カレンダー、YouTubeなど)
  • NotebookLMの有料版も含まれるのでコスパが良い

Claude(月額$20/約3,000円)

  • 日本語の自然さや長文理解に定評があり、文章作成や編集作業との相性が良い
  • ”Claudeならでは”のメリットは玄人向け(Claude Codeなどエンジニアツールが強い)

色々使ってみて、自分のユースケースに最も合致するサービスを見つけるのが良い。

最初のうちは、1年契約など長期の課金をするよりも、3つのサービスを月ごとに変えて巡回するような使い方の方がオススメだ。

iPadでの活用という観点では、いずれのアプリもSplit Viewに対応しているため、ブラウザや資料アプリと並べて使える。

また、ChatGPTとClaudeは音声入力にも対応しているため、キーボードがない状態でも長文の指示を出せる。iPadを手持ちで使う場面でも、ストレスなくAIに相談できるのは大きな利点だ。

Apple Pencilでスクリーンショットを撮り、画像をそのままAIに投げて分析させる、といった使い方も便利だ。

Arc Search – 新時代のAIブラウジング体験

iPadでWebブラウジングをするとき、多くの人はSafariかChromeを使っているだろう。

どちらも機能性十分な定番ブラウザだが、AIの活用という観点では、「Arc Search」が一歩先を行っている。

Arc Searchの最大の特徴は、検索結果をAIが要約して表示する「Browse for Me」機能にある。

これは、通常のWeb検索とは異なり、AIが複数のWebページを読み込んで、質問に対する回答を一つのサマリーにまとめてくれる機能である。

例えば、海外旅行先でのおすすめアクティビティをArc Searchの「Browse for Me」機能で検索してみると、主要な観光スポット/アクティビティとその概要を簡潔に整理してくれた。

情報源へのリンクも明示されるため、詳細を確認したいときは、元記事にすぐアクセスできる。

Google検索では、検索結果のリンクを一つずつ開き、自分で情報を取捨選択する必要があるところ、「Browse for Me」ならば検索キーワードへの「答え」が瞬時に生成される。

製品やサービスの比較検討、旅行先のおすすめスポット調査など、「ざっくり全体像を素早く掴みたい」という場面で非常に役立つ。

他にも、閲覧中のWebページを、AIに要約させる機能も備わっている。画面下部のメニューから、「Summarize」をタップするだけで、瞬時に要約が実行される。

要約結果を見れば、記事全体に目を通さずとも、ざっくり記事の全体像を把握することができる。

Arc Searchは、無料で利用することができ、アカウント登録も不要である。

ブラウザとしての基本機能も洗練されている。UIはとてもシンプルで、AI機能を使わないとしても、Chromeなどから違和感なく移行できるはずだ。

SafariやChromeを完全に置き換える必要もないので、「ざっと概要を調べたい」時だけArc Searchを使う、といった使い分けをするのもオススメだ。

Speak / ELSA – AIと無限英会話:iPadで全く新しい英語学習体験

従来、英語のスピーキング力を伸ばすには、英会話スクールやオンライン英会話に多額のお金を払うしかなかった。

金銭面のハードルはもちろん、日々のレッスン時間の確保や、人前で英語を話す緊張感など、心理面でも高いハードルがあった。

しかし、ここ1-2年のAIと音声合成技術の進歩によって、格安で、好きなだけ、英会話の練習ができる時代が到来しているのをご存知だろうか。

筆者もまた、ChatGPTが登場するより前の時代に米国に進学したため、英会話のトレーニングのために多額のコストを支払った一人だ。今の環境で勉強できる学生たちが、本当に羨ましい。

筆者自身も愛用しているAI英語アプリとして、「スピーク」と「ELSA」を紹介したい。

いずれも、AIが会話相手/練習相手になってくれるため、24時間いつでも、好きなだけ、恥ずかしさゼロで英語を話す練習ができる。

両アプリとも、AIを活用した英語学習アプリだが、主な強みとアプローチは大きく異なる。

スピーク

  • カフェでの注文、面接練習、旅行先での会話、さらには自分で設定した好きなシナリオなど、AIとのロールプレイ英会話が可能
  • 話した内容へのフィードバックが丁寧で、言い換え表現も提案してくれる
  • AI機能以外にも、初級・中級・ビジネスなどのレベル別に、大量のレッスン動画が用意されており、体系化された順序で英会話表現を学べる

スピークは、英会話力を鍛えるのに必要な教材が幅広く集まった総合アプリという印象だ。

中でも特徴的な機能が、AIと会話できる「フリートーク」である。

これは、様々なシナリオでAIとの自然な会話を楽しむことのできる機能だ。こちらの発言の内容を理解して、AIが自然に受け答えしてくれるので、オンライン英会話とかなり近い体験ができる。

事前に公式によって用意されたシナリオでの会話も可能だが、「レッスンを作成」機能を使うと、AIにどのような役割を与えるか、どんなトピックで会話するか、自分でカスタマイズすることが可能だ。

これによって、無限に英会話練習のシナリオを増やすことができるのが大きな魅力だ。

毎日30分など決めて練習すれば、人間を相手にした英会話教室よりも、はるかに低コストに、大量の会話トレーニングができる。

ELSA

  • 発音の矯正に特化した機能が非常に強力
  • 音素レベルで発音を分析し、どの音が弱いかを可視化
  • 自分の苦手に合わせたデイリーレッスンと発音スコアによって、中長期の成長が可視化される

スピークが総合的な英会話トレーニングだとすれば、ELSAは、発音の改善を強みとするアプリだ。

発音を詳細に分析・認識するAIモデルが組み込まれており、ほんのわずかな発音ミスも、かなり正確に指摘してくれる。

発音記号の発話練習、単語の発音練習、会話形式の発音練習など、自分の弱みに合わせてデイリーレッスンが組まれており、それを毎日こなしていると、徐々に発音が改善されるのを実感できる。

以下がELSAの会話形式の発音練習の実際の画面だ。「can’t」の「t」が発音できていないなど、びっくりするほど正確かつ細かく、発音の改善点を指摘してくれる。

従来、本格的な発音矯正に、1人で取り組むのはほぼ不可能だったが、ELSAによってiPad一台で取り組めるようになったのは革命的だ。

しかも、10回でも100回でも録音し直せるので、人間相手なら恥ずかしい発音練習を、無限に・効果的に行うことができる。

オンライン英会話と比較すると、料金面でも圧倒的に有利だ。

オンライン英会話は月額6,000〜10,000円が相場だが、スピークやELSAなら月額2,000円以下で、回数無制限で練習できる。

講師の予約も不要なので、スキマ時間を最大限活用できる。人前で英語を話すのが恥ずかしい・・・という人も、AIが相手であれば言い訳はできない。

二つのアプリの使い分けとしては、ざっくり以下の通りだろう。

  • 英語の初級〜中級レベル:スピークがおすすめ
    • ビデオで新しい会話表現を学びたい
    • とにかく英語を話す量を増やしたい
  • 英語の中級〜上級レベル:ELSAの併用もおすすめ
    • TOEFLやIELTSのスピーキングのスコア改善
    • 海外での留学・仕事にあたって、少しでも発音をよくしたい

iPadでこれらのアプリを使う地味ながら重要なメリットは、画面の大きさだ。

会話のトランスクリプト、発音のフィードバック、学習コンテンツが一覧しやすく、スマホよりもストレスなく学習を進められる。

理想的なのは、日常的な練習量はAIアプリで確保し、週1〜2回、italkiなどネイティブとのオンライン英会話に少額課金して実践力を養う、という組み合わせだろう。

AI英会話アプリは、オンライン英会話の代替ではなく、格安で練習量を圧倒的に増やすためのブースターとして捉えるのがいい。

iPadを勉強や仕事に役立てるための必須アプリ

iPadは、純正のMagic KeyboardをはじめとするBluetoothキーボードを使えば、タイピングによる文字入力もPC並みにできるし、Apple Pencilを使えば、まるで紙に書き込むように手書き入力も可能だ。

iPhoneやMacとの最大の違いはこの点なので、折角iPadを買ったなら、ノートを取ったり、電子書籍を読んだり、PDFドキュメントに手書きメモを入れたり、iPadならではの良さを活かしたいところだ。

そこで、このセクションでは、リサーチを行ったり、PDFなどのドキュメントを管理したり、「仕事・勉強シーン」に最適なアプリたちを紹介する。

PDF Viewer – Apple Pencilとの相性最高

「PDF Viewer」は、PDFへの手書きアノテーションの挿入、ハイライト(蛍光ペン)の挿入、テキストの挿入、コメントの挿入、図形や画像の挿入が非常に簡単に行えるアプリだ。

使い心地が洗練されており、Apple Pencilを使った書き込みが、紙とペンよりも自然に行えるレベルだ。

新規ページの追加や、既存ページのコピー・ソートなども簡単にできるため、白紙のPDFを作成して、シンプルなノート代わりに使うこともできる。

無料でここまで充実した機能を、広告などなくストレスフリーなインターフェースで使用できるアプリは他にない。

筆者がiPadを使い始めて以来、最も使用頻度が高いといっても過言ではないまさに神アプリだ。

また、PDF ViewerはiOSデバイスの「ファイル」アプリの中に直接アクセスできるので、iCloudはもちろん、先に紹介したpCloudなど、任意のクラウドサービス上の好きなフォルダ・ファイルを編集できる。

クラウド上のファイルを直接開いたり、上書きしたりすることができるので、iPadで書き込んだメモやコメントを、MacやiPhoneなどでも同期して閲覧することができる。

他社アプリでは、PDFを取り込むと、そのアプリ上でしか閲覧・編集できないものも多い中、単独のアプリ・デバイスに縛られないのは非常に魅力的だ。

学生にとっては、教科書や授業スライドをPDFでクラウドに入れておけば、授業中や外出先でもApple Pencilで好きなだけノートを取ることができ便利だろう。

社会人にとっても、会社のクラウド上にあるPDF書類に直接Apple Pencilで書き込んで修正指示を出したり、サインを書き込んだりすることができ便利だ。

筆者も、最初は紙の本に固執しており、文字を書き込むような勉強は紙の参考書じゃないとできない、と思っていたが、Apple PencilとPDF Viewerを暫く使ってみると、一度書き込んだメモや図形を移動したり削除したりが容易なiPadの方が、遥かに紙のドキュメントよりも優れていることに気づかされた。

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Apple Pencilを買ったがいまいち使いこなせていないという人は、まずはよく読む書籍やドキュメントをiPadに入れてみて、PDF Viewerを使った閲覧・書き込みを試して欲しい。

最新のiPadとApple Pencilの組み合わせで、自分がどこまで紙から電子に移行できるのか、チャレンジしてみることをお勧めしたい。

最近では、本をPDF形式で販売している出版社もある(オライリー、技術評論社など)ので、それらも活用すると良いだろう。書き込みを消したり、修正したり、コピーしたりが超簡単にできるPDFアノテーションアプリは、本を読むのにも大変役立つ。

ノートや書籍を電子化すれば、荷物が大幅に減るのも嬉しい。

かくいう筆者も、ここ5年ほどは自分が持っている全ての書籍や教科書、参考書を裁断・スキャンして自炊PDFにしており、1冊も本を持ち歩かないで済む生活を続けている。

持っている本全てに、いつでもどこからでもアクセスでき、Apple Pencilで超快適に書き込みができるこのスタイルは、勉強が超捗る最強の組み合わせだ。

手持ちの本を自炊して電子書籍にし、iPadで持ち運ぶための手順を詳細にまとめた記事も別途用意してあるので、そちらもぜひ参考にしてほしい。

Adobe Scan – あらゆる書類をペーパーレス化するスキャナアプリ

Adobe Scanは、iPadのカメラで書類を撮影すると、それを台形補正などを行なった上でPDFとして綺麗に形を整えてくれ、さらにその書類の文字をOCRで読み取ってくれるという高機能なアプリだ。

Adobeアカウントを作成する必要はあるが、主要な機能は無料で使うことができる。

使い方は非常に簡単で、Adobe Scanを起動してカメラでスキャンしたい書類を撮影するだけだ。

スキャンした後のPDFファイルでは、「テキストアクション」というメニューをタップするだけで、その画像に写っているテキストを読み込み、テキストのコピペなどが可能になる。

せっかくiPadを使っているなら、ペーパーレス化を進めて、あらゆる書類にApple Pencilで書き込みをできるようにするのが便利だ。

会社や学校で配られるプリント類を、Adobe Scanを使って電子化することをオススメする。

もちろん究極はScanSnapなどのドキュメントスキャナーを使って、あらゆる書類をきれいにスキャンすることが理想だが、いちいちそんなことをやっているのはめんどくさいし、ドキュメントスキャナーも高価なので、スキャナーアプリで代用するのがいいだろう。

Readkit – 気になるニュースを効率的に自動収集&一気読み

情報が溢れる現代では、「Xやニュースアプリを眺めていたら、1時間溶けていた」という状態になりがちだ。

勉強や仕事に役立つ情報収集は、アルゴリズムのおすすめに身を委ねるより、自分で信頼できる情報源を絞って購読するほうが、遥かに効率的である。

「ReadKit」は、そのための「読む場所」をiPadの中に作ってくれるRSSリーダーアプリだ。

RSSとは、ウェブサイトの更新情報を配信するための規格で、RSSリーダーを使えば、自分が登録したサイトの新着記事を自動で収集し、まとめて読むことができる。

ニュースサイト、ブログ、YouTubeチャンネルなど、定期的にチェックしたいメディアをすべて一箇所に集約できる。新着メールを流し読みするように、「未読」の新着ニュースを流し読みするイメージだ。

厳密にいうと、登録したRSSフィードを自動収集してくれるFeedlyなどのサービスにアカウントを作成し、そのログイン情報をReadKitに入力することで、iPadで快適に読めるようにするという仕組みだ。

スクロールした記事は既読になり自動でアーカイブされていき、同じ記事を何度も見かけることがなくなる。「ここより上の記事を全て既読にする」といった操作も可能だ。

ReadKitの真価は、“流し読み”と”情報の整理”が両立している点にある。

例えば、事前に設定した条件を満たす記事だけを集め、自動更新してくれる「スマートフォルダ」を作ることができる。

例えば「Apple」「ChatGPT」「iPad」など、キーワード単位でニュースを自動仕分けできる。毎朝ここだけ見ればよい、という“自分専用のニュース面”が作れてしまうのだ。

また、RSSで流れてきた記事を、後述する「Instapaper」などの「あとで読む」サービスへ送ることもできるので、「見出しだけ流し読み → 本命だけ保存」というワークフローを確立することができる。

基本機能は無料で利用でき、広告も表示されない。無料版では登録できるフィードが20件までに制限されているが、日頃チェックするサイトがそこまで多くなければ十分だろう。

一方でプレミアムでは、マルチアカウント運用、スマートフォルダ無制限、内蔵RSSのフィード上限(20件)解除など、「情報収集の土台」を本格運用するための機能が解放される。

情報収集を効率化したい人、複数のニュースソースを一元管理したい人には、ReadKitは非常に心強い味方になるはずだ。

iPadを“読むデバイス”として最大限活かしたいなら、SNSの代わりにReadKitをホーム画面に置いて、毎日5〜10分だけ未読を流してみてほしい。

Instapaper – 気になる記事を速攻でクリッピング

Instapaperは、Pocketというアプリと並び、「あとで読む」サービスの代表格である。

先に紹介したReadKitが、最新情報にざっと目を通すのに向いているとすれば、Instapaperは気になる記事の保存場所だ。

ネットサーフィンをしている時、「この記事気になるけど今は読む時間がない」ということは多々あるはず。

そういった時、瞬時にそのWebページを保存しておいて、あとで読めるように1箇所にまとめてくれるのがInstapaperのような「あとで読む」系サービスの利点だ。

気になった記事を保存して一覧表示し、フォルダ分けしたり、ハイライトを入れたりできる。

SafariなどでWebページを閲覧している際に、共有メニューからInstapaperのアイコンをタップすれば、一瞬でその記事が保存される。

例えば通勤電車の中で、ReadKitなどのRSSリーダーを使って一気にニュース記事に目を通し、気になった記事はInstapaperに保存しておくことで、時間がある時にじっくり目を通すことができる。

通勤途中の電車内でニュースサイトやXなどに目を通していて、気になる話題があったが、後から見返そうと思ってもどこの記事/誰のツイートだったか思い出せない・・・などというストレスから解放される。

ニュース記事などをいちいちブラウザのお気に入りに登録しているとごちゃごちゃになってしまうので、Instapaperは無ければ困るサービスの代表格だ。

また、iPhoneとiPadの連携をするという意味でも、Instapaperは重要なサービスの一つだ。

通勤途中にiPhoneの小さい画面で手軽にニュースをチェックして、貯めておいた記事を後でじっくりとiPadの大画面を使って読むといった使い方ができるからである。

忙しいサラリーマンなど、隙間時間を活用して情報収集したい人にぴったりだ。

iPadでのノート術・メモ術を極めるアプリ

iPadは、ノートやメモを取るデバイスとして理想的な特性を備えている。

Apple Pencilによる手書き、キーボードによるタイピング、Split Viewによる資料参照、そして持ち運びやすいサイズ感——これらが組み合わさることで、紙のノートともPCとも違う、独自のノート体験が生まれる。

しかし、どんなに優れたハードウェアも、アプリ次第で活きもすれば死にもする。iPadでノートを取るなら、アプリ選びは極めて重要だ。

Apple純正の「メモ」アプリも十分に優秀だが、本格的にノート術を極めるなら、より専門的なアプリを検討する価値がある。

以下では、筆者が実際に使い込んできたノートアプリの中から、特におすすめできるものを紹介する。

Obsidian – 圧倒的な拡張機能と美しいUIの「ローカル」ノート

「第二の脳」を作る——Obsidianは、そんなコンセプトを掲げるMarkdown(マークダウン)ノートアプリだ。

NotionやEvernoteのようなクラウド型ノートとは異なり、Obsidianはすべてのデータをローカルのプレーンテキスト(.mdファイル)として保存する。

この設計思想が、Obsidianを唯一無二の存在にしている。

他のノートアプリではなく、Obsidianを選ぶ理由は、大きく3つある。

1. データの永続性と所有権

クラウドサービスは便利だが、サービス終了やアカウント停止のリスクが常につきまとう。

Obsidianなら、データは自分のデバイスにある普通のテキストファイルだ。

Obsidianの保管庫は、通常のFinder(Mac)やエクスプローラー(Windows)と全く同じように、フォルダ・ファイルがあり、ノートを普通のファイルとして整理できる。

通常のテキストファイルなので、Obsidian以外のアプリからも、同じファイルを開くことが可能だ。

iCloud上にファイルを置けば、Mac / iPhoneとノートを同期することもできる。

NotionやEvernoteは10年後どうなっているか分からないが、Obsidianのノートは単なるテキストファイルなので、100年後も何らかのテキストエディタで必ず開くことができる。

長期にわたって知識を蓄積していくノートだからこそ、この永続性・汎用性は重要だ。

しかも、「NotebookLM」や「Claude Code」などのAIツールの進化によって、より一層、ノートをテキストファイルで持っておくメリットが大きくなっている。例えば、NotebookLMに、直接テキストファイルをアップロードすれば、自分が蓄積してきた知識をAIが掘り起こして再活用してくれる。

2. 双方向リンクとグラフビュー

Obsidianの核となる機能が「双方向リンク」だ。[[ノート名]]と書くだけで、ノート同士をリンクでき、リンク先のノートにも自動的に「バックリンク」が記録される。

これにより、フォルダ階層に縛られない、網の目のような知識構造を構築できる。

「グラフビュー」機能を使えば、ノート間のつながりを視覚的に俯瞰することも可能だ。

3. 圧倒的なカスタマイズ性

Obsidianには、コミュニティが開発した2,000以上のプラグインが存在する。

タスク管理、カレンダー連携、スプレッドシート、Gitによる履歴管理、AI統合など、ありとあらゆる機能を後から追加できる。

テーマも豊富で、見た目を自分好みにカスタマイズできる。

シンプルなメモアプリから、高度なナレッジベースまで、使い方次第で姿を変えるのがObsidianの魅力だ。

あえてObsidianの弱点を挙げるとすれば、「Markdown(マークダウン)」という一般の人は聞き慣れない記法を採用していることだ。エンジニアであれば使い慣れた形式だが、初心者は少しだけ学習が必要だ。

とはいえ、Markdownは非常にシンプルで覚えやすい。

#記号で見出しを表したり、ハイフンで箇条書きができたり、シンプルな記号の組み合わせだけで、豊富なテキスト装飾ができる。あくまでプレーンテキストファイルなので、Wordよりも遥かに動作が高速だ。

長期的に知識を蓄積し、自分だけのナレッジベースを構築したいなら、Obsidianは最有力の選択肢だ。

無料で基本機能はすべて使えるので、まずはシンプルなメモアプリとして始め、徐々に使い方を広げていくのがいいだろう。

筆者は、読書メモ、アイデアの断片、プロジェクトの記録、ブログの下書きなど、あらゆるテキストをObsidianに集約している。

数年にわたって蓄積されたノートが相互にリンクし合い、過去の自分の思考に簡単にアクセスできる環境は、何物にも代えがたい資産になっている。

Notion – 最強のオールインワンノート・プロジェクト管理

Notionは、非常に多機能なノート・データベース・プロダクティビティツールだ。

Evernoteのようなノートアプリと同じようなこともできるし、スプレッドシートを内蔵したデータベースも構築できるし、Asanaのようなプロジェクト管理アプリのような使い方もでき、ノートアプリというよりは、オールインワンアプリといった方が適切かもしれない。

個人使用が前提のObsidianよりも、Notionは共同編集・社内ウィキなどの機能が強いので、組織や複数名で使えるノートアプリを探しているならば、Notionも有力な候補となる。

ありとあらゆる使い方が可能なアプリなので、十人十色の使い方があるが、Notionの主な特徴と機能は以下の通りである。

  1. ノートテイクと文書作成:テキスト、画像、リンク、リストなどを含む豊富なコンテンツを編集・整理できる。
  2. データベース機能:テーブル、リスト、カレンダーなど、単なる普通のテキストだけでなく、多様な形式でデータを整理できる。プロジェクト管理、タスク管理、イベント計画などで活用できる。
  3. カスタマイズ可能なテンプレート:ユーザーは自分のニーズに合わせてテンプレートをカスタマイズしたり、Notionコミュニティからテンプレートをインポートしたりできる。
  4. コラボレーション機能:複数のユーザーが同時に文書やデータベースにアクセスし、編集することができるため、プロジェクトの進捗を管理するタスクボードを、チームで管理するといったこともできる。
  5. 他のアプリとの連携:他のアプリやツール(例えば、Google カレンダー、Slackなど)との統合が可能。
  6. AIによる文書作成サポート:Notion AIというAIが内蔵されており、文書を書かせることなども可能。

例えば、プロジェクト管理のテンプレートを利用すれば、以下のようなボード形式(カンバン方式)のタスク管理画面も利用できる。

さらに、個々のタスクをプロジェクトメンバーに割り当てたり、期限日を設定したり、優先度をLow〜Highで設定したり、ボードビューから一覧表に表示を切り替えたり、タスクが割り当てられているユーザーでフィルターをかけたりと、単なるノートアプリ以上の機能が大量に備わっている。

もちろん、通常のノートアプリのようなテキストと画像を貼っていくタイプのシンプルなテンプレートもある。

見出しやチェックリストなどの文書の基本的な要素が利用できることはもちろん、外部リンクをサムネイル付きで美しく埋め込んだり、ノート同士をリンクしたり、ノートをネストしたり(一つのノートの下に複数のノートが存在しているような階層を作れる)、Notionならではの強力な機能も備わっている。

Backlog, Trello, Asanaなどのプロジェクト管理ツールや、EvernoteやDropboxなどのドキュメント共有ツールを色々組み合わせて使うより、Notionで全てを作成してしまうといった使い方も可能だ。

Notionは非常に高機能なサービスなので、全ての機能を初心者が使いこなすのは難しい。

解説書籍なども発売されているし、YouTube上にも数多くのチュートリアル動画が上がっているので、便利な使い方を調べてみると良い。

機能が多すぎて使い慣れるまでが少し大変かもしれないが、ノートアプリを探しているなら、とりあえずNotionを入れて、まずは基本的な機能から使いはじめてみても良いだろう。

iA Writer – シンプルで美しいテキストエディタ

iA Writerは、2010年のリリース以来、15年以上にわたって「書くこと」だけに特化し続けてきたテキストエディタだ。

Obsidianと同じく、ローカルのプレーンテキストファイル(.md.txt)を、美しいインターフェースで編集することができる。

特徴は、非常にシンプルで無駄のないユーザーインターフェースだ。ObsidianやNotionと比べると機能は少ないが、その分、「文章を書くこと」に集中することができる。

Notionでは機能が多すぎて、もっと軽量に、シンプルな画面で、単純なテキストメモを取りたいというユーザーにおすすめだ。

ノートは、iCloudを通してMac, iPad, iPhoneで高速に同期できる。MacとiPadを行き来しながらメモを書くといったことがスムーズにできてとても便利である。

先述の通り、個々のノートの実体はプレーンテキストファイルなので、保存場所をpCloudやDropboxにすれば、iCloudに限らずどんなクラウドでも同期できる。

集中力を高める工夫として「フォーカスモード」が用意されている。これを有効にすると、今書いている一文や段落以外がフェードアウトし、目の前の文章だけに意識を向けられる。

もう一つユニークなのが「シンタックスハイライト」機能だ。文章中の名詞、動詞、形容詞、副詞などを色分けして表示してくれる。

副詞や形容詞が多すぎる箇所が一目で分かるため、冗長な文章を削ぎ落とすのに役立つ。英語だけでなく、日本語、フランス語、スペイン語など複数言語に対応している。

Microsoft Wordなどと比べると表示が非常に高速であるのが大きなメリットだ。筆者は、Windowsでいうところの「メモ帳」のようなシンプルなメモ置き場として、iA Writerを長年使っている。

Notability – 録音&書き起こし機能が便利な手書きノートテイク

iPadを使用する醍醐味の一つは、Apple Pencilによってほぼ手書きと変わらない書き心地でメモを取ったり絵を描いたりできることだろう。

Apple Pencilに対応したノートアプリは多数存在するが、中でも「Notability」は、GoodNotesと並び、手書きノートアプリの2大巨塔の一つと言っていいだろう。

手書きノートをメインとするアプリだけあって、その書き心地は非常にいい。

ノートの背景色や罫線のスタイルを変更できるのはもちろんのこと、既に書いてしまった文字や図形を後から範囲指定して移動するのが簡単にできる「投げなわツール」があったり、描いた図形を自動で綺麗に整形してくれる機能などがある。

個人的に一番気に入っている特徴は、録音の再生位置に合わせて、ノートのどの部分を書いていたが表示される機能だ。

これによって、例えば1時間に及ぶ会議や授業の録音とノートを振り返りたい、という場合にも、録音を早送りしながら聞き直したい箇所まで一気にスキップすることができる。

さらに、録音された音声の文字起こし機能もある。時間無制限での文字起こしには、課金が必要ではあるものの、録音された音声を「目で見ながら」、ノートの該当部分を探し出せるのは信じられないほど便利だ。

大学での講義ノートの取り方などは、従来とは全く違うものになるだろう。

例えば大学生が、授業中にたくさんノートをとっても、授業の何分ごろに行われた板書だったかが思い出せず、録音を聞き直すのにすごく時間がかかってしまう・・・といった悩みを解決してくれる。

正直言って手書きノートアプリはどれを使っても大体一緒だと思うが、筆者の場合はこの録音機能を重視してNotabilityを使っている。

MacにもNotabilityのアプリが用意されているので、iPadで取ったノートをMacと同期して閲覧することもでき便利だ。

メール・タスク管理に必須のiPadアプリ

社会人がiPadを使う上では、メールやタスク管理のアプリは外せない。パソコンを開かなくてもiPadで長文のメールなどにも対応できるので、出張の移動時などに非常に身軽になることができる。

ここでは、シンプルながら他の同種のアプリよりも優れた機能やインターフェースを持つアプリを中心に紹介する。

Microsoft To Do – 無料ながら高機能なタスク管理

日々のタスクを管理するアプリは数多く存在するが、無料で高機能、しかもクロスプラットフォームで使えるものは意外と少ない。

Microsoft To Doは、その条件をすべて満たす優れたタスク管理アプリだ。

iPad、iPhone、Mac、Windows、Android、Webブラウザと、あらゆるプラットフォームに対応している点が大きな強みだ。クラウド同期により、iPhoneで追加したタスクは即座にiPadやPCにも反映される。

複数のデバイスを使い分ける人にとっては、どこからでも同じタスクリストにアクセスできる安心感は大きい。

Microsoftアカウントを作れば、無料でiPadを含めあらゆるデバイスで同期することができる。

使い方は非常にシンプルだ。タスクを追加し、必要に応じて期日やリマインダーを設定し、完了したらチェックを入れる。

タスクを「ステップ」に分割できる機能も便利だ。

たとえば「プレゼン資料を作る」というタスクの中に、「構成を考える」「スライドを作る」「上司に確認」といった小タスクを追加できる。大きなタスクを細かく分解することで、着手のハードルが下がり、進捗も可視化される。

タスク管理アプリは、どれも大体似たような機能を持っているが、個人的な好みによって、選ぶアプリが大きく変わる分野だと思う。

筆者がタスク管理アプリで重視するポイントは、インターフェースの美しさと、OSやデバイスに限定されず自由に閲覧できることである。

というのも、Apple純正のリマインダーや、iOSで人気のタスク管理アプリThingsなどは、Appleデバイスからしか確認できないという致命的なデメリットがあるからだ。

iPhone/iPadを家に置いてきた場合でも、オフィスのPCでタスクを確認したいし、はたまた旅行先でバッテリーが切れた時に友達のスマホを借りてタスクを確認することもあるかもしれない。

こういった場合に、Windows, Androidを含めた互換性の高さが強みとなる。

しかも無料でデザインも良く非常に高機能なのだから、使わない手はないと思う。

Tide – ポモドーロテクニックで集中できる環境音・ノイズアプリ

Tideは、雨の音や波の音といったリラックスできる環境音と、好きな時間をセットできるタイマーがセットになったアプリだ。

例えば、短時間の集中を繰り返すポモドーロ・テクニックを使って、自然音を聞きながら25分の勉強を繰り返す場合などに使える。

「睡眠、集中、瞑想」に使えるアプリとしてPRされていることから、ユーザーインターフェースもシンプルながら美しい。

集中モードで50分タイマーを起動したところ。雨の音を背景に、美しいグラフィックが表示される。

思考の邪魔をしない美しい環境音が多数用意されているため、カフェなどの外出先でヘッドフォンをつけて集中するといった使い方にも適している。

無料版でも複数のサウンドから選ぶことができるが、有料版では更に飛行機の機内のホワイトノイズ、森の朝の鳥のさえずり、波打ち際の波の砕ける音など、ものすごいバリエーションから環境音を選ぶことができる。

いわゆるポモドーロテクニックが、いい感じの環境音と共に利用できるのが嬉しいポイントだ。

ポモドーロテクニックとは、タスクを行う時間管理のための方法で、基本的な手順は以下の通りだ。

  1. 25分間、タスクに取り組む:これが一つの「ポモドーロ」と呼ばれる
  2. 5分間、休憩する:25分間の作業の後、5分間の短い休憩を取る。
  3. 4回のポモドーロ後に、長い休憩を取る:4回のポモドーロ(100分間の作業と3回の短い休憩)の後、15-30分の長い休憩を取る。

この方法は、短期間の集中と定期的な休憩を組み合わせることで、注意力を維持し、長期的な疲労を防ぐことを目的としている。

Tideの「集中」モードを使うと、自動で5分間の短い休憩と、4回の集中セッションの後に15分間の長い休憩を入れてくれるので、ポモドーロテクニックを自然に取り入れることができる。

iPadを勉強や仕事用のデバイスとして使いたいと考えている人には特にオススメのアプリだ。

Spark – 複数デバイスで便利に使えるメールクライアント

メールクライアントアプリは、GmailやOutlookメール、Yahooメールなど、複数のメールアカウントを一つのアプリで確認したい人に便利なアプリだ。

iPad向けには、Apple純正のメールアプリをはじめ、多数のメールクライアントが存在する。

Sparkは、iPadだけではなく、Mac, iPhone, Androidでも提供されているアプリで、一度自分が持っているメールアカウントを登録しておけば、他の端末でSparkをインストールした時にも、それらのアカウントが引き継がれる。

新しいデバイスにSparkをインストールしたときも、いちいち全てのメールアカウントを同期し直す必要がなく、機種変更の際などにも大きく手間を削減できる。

最近では個人が2-3台のデバイスを使うことも全く珍しくないので、そんな時に非常に便利なアプリだと言える。

デザインもシンプルで見やすく、スワイプでメールをアーカイブするなどの機能も十分だ。

定番のアプリではあるが、複数のデバイスを使っている人は、Apple純正メールアプリではなく、Sparkをオススメしたい。

キーボードショートカットも利用できるので、zキーを連打して不要なメールを全てアーカイブするなど、Smart Keyboardがあればさらに快適に利用できる。

また、新着メールを新着順で表示するクラシックモードに対して、「スマートインボックス」というモードもある。

自動的にメルマガと重要なメールを振り分けてくれたり、単なるサービスの通知をまとめて束ねてくれたりと、メールボックスを整理するストレスがかなり下がるので、この機能もお勧めだ。

セキュリティを大幅に改善するiPadアプリ

パスワードの管理や銀行口座の管理など、高いセキュリティが求められるアプリもiPadには充実している。

これらを使いこなして、自分のアカウントの安全性を守りながら快適なガジェットライフを送るようにしたい。

Bitwarden – 無料で使える全OS対応パスワード管理

Bitwardenは、強固なパスワードの自動生成と、そのパスワードを保管しておくためのアプリだ。

マスターパスワードを1つだけ覚えておくと、自分が登録しているあらゆるサービスのID・パスワードを参照できるという便利なツールだ。

iPadをはじめ自分が所有するデバイスで沢山アプリをインストールしていると、様々なサービスのID・パスワードを作ることになり、とてもじゃないが全ては覚えきれない。

パスワードを使い回していると、1回でも何らかのサービスから情報が流出してしまえば、全てのアカウントに不正アクセスを許してしまう懸念がある。

Bitwardenをインストールしていれば、アプリやブラウザでパスワード入力画面を開いた時、保管されているパスワードが自動入力される。

これによって、非常に複雑で強固なパスワードを、自分で覚えておく負担なく設定できるのが利点である。

アプリ内、iOSデバイスの自動入力、ブラウザのプラグインなどで簡単にパスワードを生成・保存できる。
あらゆるWebサービス・アプリのログイン情報を一元管理できる。

もちろん、Mac, iPhone, Windows, Linux, WebブラウザなどからもBitwardenは使用できるので、iPadを持ち歩いていない時でもパスワードにアクセスできるのが助かる。

様々なアカウントの安全性を高めつつも、パスワードを覚えておく手間から解放されるので、どんな人であっても是非入れておくべきアプリだ。

パスワードを1箇所で管理することに不安を感じる人もいるかもしれないが、次で紹介する2段階認証アプリである「Authy」を使用すれば、Bitwardenのマスターパスワードを知っている+デバイスを物理的に持っているという2重の条件を満たさないと開くことができなくなるため、大幅にセキュリティを向上させることができ安心だ。

ちなみに、iPadをはじめ、Appleデバイスには純正の「パスワード」アプリが存在する。パスワードの記憶と自動入力という意味では、Bitwardenと変わらぬ機能を備えている。

しかし、筆者はあえてApple純正のパスワードアプリはおすすめしていない。

なぜならば、やはり利用可能なのがAppleデバイスに限定され、他社のデバイスから、自分のパスワードにアクセスできないという致命的な問題を抱えているからだ。

会社や旅先のPCで、いつも自宅で使っているサービスにログインしたい時、手元にパスワードを保管しているAppleデバイスがなければ、ゲームオーバーだ。

外出中にiPhone/iPadの充電が切れて、急ぎ学校や会社のWindows PCでアカウントにログインしなければならないこともあるかもしれない。

パスワードのような極めて重要な情報は、特定のデバイスや企業に依存するのは危険だ。Bitwardenのような独立系のサービスを使うことで、iPadでも、Windowsでも、Linuxでも、パスワードへのアクセスが可能であることは重要なのだ。

Authy – 2段階認証ログインアプリの定番

インターネット上のサービスを安全に利用するために、今や2段階認証(2FA)の設定は必須といえる。

2段階認証とは、アカウントのログインに際して、通常のパスワードに加えて、その都度生成されるワンタイムパスワードを要求するなどして、さらに高いセキュリティを実現するものだ。

AuthyやGoogle Authenticatorのような「認証アプリ」を使う方式では、30秒ごとに変わる6桁のワンタイムパスワードを入力する必要があり、仮にパスワードが漏洩しても、このコードがなければログインできない。

Authyは、時刻に応じたあなた固有のワンタイムパスワードを生成するアプリで、iPad, iPhone, Androidなどに幅広く対応している。

Authyは登録した各サービスのワンタイムパスワードを生成してくれる。

Google Authenticatorなど他の認証アプリと比較して、Authyが優れている点は「クラウドバックアップ」と「マルチデバイス同期」に対応していることだ。

Google Authenticatorの場合、スマートフォンを紛失したり故障したりすると、登録していた2段階認証のデータも一緒に失われてしまう。

一方Authyでは、認証データが暗号化されてクラウドに保存されるため、端末を紛失しても新しい端末でログインすれば即座に復元できる。

マルチデバイス同期機能を有効にすれば、iPhoneとiPadの両方にAuthyをインストールしておき、どちらからでも認証コードを確認できる。iPhoneが手元にないときでもiPadでログインできるのは安心感がある。Apple Watchにも対応しているので、手首をちらっと見るだけでコードを確認することも可能だ。

Authyのアカウントには、電話番号で認証(SMS認証)することで、アプリをインストールしたiPhoneやiPadから簡単にログインすることができる。

セキュリティと利便性の程よい妥協点として、端末を紛失しても、電話番号での認証によって復活できる余地があるAuthyを推奨する。

ネット生活をより安全で安心にするために必須のツールなので、ぜひインストールしておこう。

ちなみに、ワンタイムパスワード生成の仕組みは同じなので、「Google認証システムを使って下さい」と書いてあるウェブサイトであっても、Authyが使える。

ProtonMail – 超セキュアな安心メール

Proton Mailは、プライバシー保護法が特に手厚いスイスを拠点とするメールサービスだ。

GmailやOutlook、Yahoo!メールなど、無料で使えるメールサービスは数多くあるが、その多くはメールの内容をスキャンして広告表示に利用したり、ユーザーのデータを収益化している。メールの内容を反映した広告が表示されたりして気持ち悪いと思ったことはないだろうか。

Proton Mailは、そうしたプライバシーの懸念を解消するために、メールの暗号化を行うことによって、サーバー側でメールの内容を覗き見ることができないようにし、利用者の保護を強めたサービスである。

ディスク容量の制限はあるが、無料版のままでも使うことはできる。特に大切な情報を集約するメールアカウントとして、登録しておくことをオススメしたい。

例えばGmailのパスワード再設定用のアカウントとしてProtonMailを割り当てるなど、セキュアさを活かした使い方が良いだろう。

筆者も、一部の重要なメールのやりとりと、GoogleやAppleアカウントの再設定用メールとして利用している。

ただし、暗号化はユーザー側が安心できるメリットは大きいが、Proton Mailの純正アプリでしかメールを閲覧できないというデメリットもある。

上述の「Spark」のような第三者のメールクライアントアプリで、Proton Mailを普通に同期できてしまったら、暗号化の意味がないからだ。

Moneytree – 全ての銀行口座・クレカを一元管理

クレジットカードの利用履歴や、銀行口座の取引履歴は、数が増えてくると追うのが難しくなってくる。

利用履歴を頻繁に確認していないと、不正利用されているのに気づかなかったり、解約し忘れているWebサービスの年会費が勝手に引き落とされていたりと、セキュリティ上の懸念をはじめとする様々なトラブルに繋がりうる。

全ての銀行口座とクレジットカードの残高情報・利用情報を、一つのアプリで確認できたら・・・

それを叶えてくれるのがMoneytreeである。

Moneytreeは、銀行やクレジットカードへのログイン情報を登録すれば、それ以降自動で取引履歴をダウンロードして、一覧表示、グラフ表示してくれるアプリだ。

さらには、現在の銀行残高とクレカの利用額を差し引きして、純資産の計算までしてくれるので、クレジットカードを使いすぎて支払口座の預金残高を超えてしまう、といったトラブルまで防いでくれる。

銀行口座の取引履歴を閲覧できるだけでなく、収入と支出を全アカウントで合計してグラフにしてくれる。

銀行やクレカのオンライン明細を自動で読み込んで、勝手に記録が更新されていくので、家計簿をつけるのが続いたことがない人でも大丈夫だ。

クレジットカードの不正利用を早期に発見するセキュリティ上のメリットもあるが、日常生活への恩恵も大きなアプリだ。

筆者の場合、銀行で言えば給与振込口座と、NISA/確定拠出年金が引き落とされる口座、さらには振込手数料が無料で一番よく使っている口座が、全て異なってしまい、5つほどの銀行口座の残高を常に追っていなくてはならない。

さらに、クレジットカードも、マイレージやポイント目当てで作ったカードが多く、しかもそれらの引き落とし銀行口座がちょっとずつ異なるので、Moneytreeなしでは、到底管理しきれない状況になっている。

iPhoneを手に入れた頃からずっと使っているお気に入りのアプリだ。

あると便利な日常使いiPadアプリ

iPadは非常に高機能なので、カメラ、カーナビなどの他の家電製品を丸ごと置き換えてしまうだけのポテンシャルを秘めている。

ここでは、そうした日常の生活においてiPadが活躍する場面とともに、そうした機能を備えた非常に便利なアプリたちを紹介する。

ProCam – デジカメ並みの詳細なコントロールができるカメラアプリ

Pro Camは、iPhone/iPadで通常のカメラアプリよりもはるかに高度な設定が可能なカメラアプリ。

特にiPad Proでは、iPhoneの最上位機種並みの高スペックなカメラがついているが、iPadはその本体の大きさも相まって、あまり普段写真を撮らない人も多いのではないだろうか。

ProCamは、せっかくついている超高性能なカメラを、もっと活用するためのアプリだ。

YouTube向けに4k動画を撮ったり、ピントを意図的にぼかしてお洒落な写真を撮るなど、こだわって撮ろうと思えば、かなり色々なことができる。

純正のカメラアプリとの最大の違いは、マニュアルコントロールである。

以下の画像の通り、露出、シャッタースピード、ISO、フォーカス、ホワイトバランスを手動で調整することができる。

一眼レフカメラにあるような設定項目を、iPadのカメラでもコントロール可能なのだ。

また、フォーカスピーキングの機能(ピントが合っている部分を赤く縁取って表示)もついているため、正確にフォーカスを合わせたり、意図的に手前にある物体をボカしたり、高度な写真表現が可能になる。

撮影モードも、通常の写真撮影、バーストモード、スローシャッター、ポートレートモードなど、さまざまな撮影モードが含まれている。

また、JPEGなどの圧縮形式でなく、RAW撮影が可能で、後から写真の明るさを変えたり編集する際に高品質な画像を維持することができる。

また、ビデオ機能モードで、VGA、720p、1080p、そして4K Ultra HDの解像度でのビデオ撮影に対応しており、YouTubeなど動画投稿SNSで利用できる素材の撮影にも十分活用できるだろう。

ProCamのApp Store価格は1,500円とちょっと高めの値段で販売されているが、活用しきれていないiPad Proのカメラ機能を、デジカメ並にきめ細かいマニュアルコントロールで活用できるなら、それほど高くもないだろう。

Yahooカーナビ – もうiPadがあればカーナビは不要

レンタカーやカーシェアを利用する時に、備え付けのカーナビは大体古かったり使いにくかったり、あまり使い物にならないことが多い。

最近では、Google Mapをカーナビの代わりに使っている人も多いのではないか。

マイカーを購入するにしても、日本のカーナビは非常に高額で、iPadより機能の少ない端末を、わざわざ10-20万円を払って取り付け、しかも数年に1回地図データを買い直すという非常に残念なガラパゴス状態になっている。

そこでおすすめしたいのが、「Yahooカーナビ」アプリである。

iPadやiPhoneに対応しているマップアプリで、その名の通りカーナビを代替するレベルの精度を誇っている。ルート検索から渋滞情報まで、専門のカーナビと同じかそれ以上の機能を提供している。

Google MapやApple Mapを利用している人も多いかもしれないが、日本で利用するには、Yahooカーナビの方が便利なことが多い。

日本ローカルの道路事情を踏まえて開発されているため、例えば分岐が非常に複雑な首都高などでGoogleマップとYahooカーナビを比較すると、特にYahooカーナビの恩恵を感じられる。

Google Mapだと分岐の説明が非常に簡素で、実際に分岐が見えるまでイメージが全く掴めないことが多い。

一方、Yahooカーナビだと、車に備え付けのカーナビと同じレベルで、グラフィック付きで、より分かりやすく分岐を伝えてくれる。

交通情報や渋滞情報の閲覧はもちろん、夜間のダークモードにまで対応している。目的地やルート検索機能も含め、ほぼ完全にカーナビそのものだ。

高速料金の計算や、渋滞情報、更にはオービスの付近で速度を下げることを促すなど、非常に痒い所に手が届く機能を備えており、やはり日本企業であるYahoo Japanが作っているだけはある。

もちろん、マップは自動で更新されるため、数年ごとにマップの更新が必要なカーナビよりも圧倒的に便利だ。しかも、これが無料というのだからすごい。

せっかくであれば、iPadの車載ホルダーを購入すれば、ほぼカーナビと同じようにiPadを利用できるだろう。

Amazonで非常に安価に、iPadを車のダッシュボードや、ドリンクホルダーに固定するためのアイテムが販売されている。

これらを利用すれば、車にカーナビをつけなくても、USBやシガーソケットなどからiPadを充電しておくだけで、カーナビと同等以上の機能を使えるiPadを車に常に搭載しておくことができる。

筆者はiPad miniを使用しているが、車に乗るときにはiPad miniを車載フォルダーで固定して、Yahooカーナビを使うことも多い。

車ユーザーには特におすすめのアプリだ。

Apple純正だが絶対に使いこなしたいiPadアプリ

ここまでは、アプリストアで入手できるサードパーティ製の無料アプリ・有料アプリを紹介してきた。

iPadには、購入した時点であらかじめ入っているAppleの純正アプリの中にも、非常に便利なものがある。

多くの人は存在を知らなかったり、使いこなせていない可能性があるので、ここで改めて特に便利な機能を紹介しておく。

ファイル – 大幅な機能強化でもはや”Mac”に近づく

「ファイル」アプリは、iPad内のファイルやフォルダを表示したり、外付けストレージの中身にアクセスしたり、iCloud Drive、Google Drive、Dropboxなどのクラウドストレージに直接アクセスしたりできる、高機能なファイル管理アプリだ。

MacやWindowsを使っていれば、このようなファイル・フォルダブラウザが存在しているのは当然のことだが、iOSでは長らく利用することができなかった。

2017年のiOS 11で初めて搭載されて以降、着実に進化を続けてきたが、2025年秋にリリースされたiPadOS 26で、ついにMacのFinderに迫るレベルへと大幅に強化された。

iPadOS 26での最大の変更点は、フォルダの色やアイコンを自由にカスタマイズできるようになったことだ。フォルダを長押しして表示されるメニューから、好みの色やアイコンを設定できる。

この設定はiCloud経由で同期されるため、Mac、iPhone、iPadのどのデバイスからでも同じ外観でファイルを管理できる。

さらに、よく使うフォルダをDockに追加できるようになった。ファイルアプリからフォルダを長押しして、「追加>Dock」を選ぶだけで、どのアプリを使っていてもワンタップでそのフォルダにアクセスできる。

Dockに追加したフォルダをタップすると、中のファイルが扇状に展開され、素早く目的のファイルを開ける。

また、現行のiPadはすべてUSB-Cポートを搭載しており、外付けのSSDドライブなどを接続すれば、「ファイル」アプリから外付けストレージを直接利用できる。

これによって、iPadを購入するときに値段の高い大容量モデルを選ばなくても、後から容量を追加できる。写真や動画などを一気にSSDに移行すれば、本体の容量を大幅に節約することが可能だ。

iPadでも動作確認が謳われているSSDドライブは多数販売されているので、iPadでの「ファイル」アプリを活用する上で、もっと容量を増やしたいユーザーは購入を検討してみてもいいだろう。

ファイルアプリで、クラウド上に保存しているPDFファイルを開いて読むことができるため、MacやWindowsで共通のクラウドを使えば、iPadでもPCと同じ書類を参照して同期できる。

「PDF Viewer」などのアプリで、iPad側でPDFファイルを編集すると、ファイルを閉じたときに自動的にクラウド上にアップロードされるため、複数のバージョンが勝手に作成されてしまう心配もない。

特にiCloud Driveを使えば、高速でファイルが同期される上に、Mac、iPhone、iPadで同じファイルにアクセスできるので、PDFファイルの共有などに非常に便利だ。

Apple純正アプリはあまり開かずに終わってしまいがちだが、iPadOS 26での進化により、「ファイル」アプリは本格的なファイル管理ツールへと生まれ変わった。

MacとiPadでiCloud Drive上のフォルダを共有したい人、iPadをPCライクに使いこなしたい人は、ぜひ積極的に活用してみてほしい。

フリーボード – 会議やブレストに最適な「無限ホワイトボード」

「フリーボード」は、2022年末にリリースされたApple純正のデジタルホワイトボードアプリだ。

無限に広がるキャンバス上に、テキスト、付箋、手書きメモ、画像、PDF、動画、Webリンクなど、あらゆるコンテンツを自由に配置できる。

このアプリの真価を発揮するのは、iPadとApple Pencilの組み合わせで使うときだ。実物のホワイトボードにペンで書き込む感覚で、アイデアを直感的に書き出すことができる。

MiroやFigJamといった同種のサービスも手書き入力には対応しているが、Apple純正アプリならではの書き心地の良さとレスポンスの速さは、フリーボードが一枚上手に感じる。

iCloudを通じてiPhone、iPad、Macで自動同期されるため、iPadで作成したボードをiPhoneで確認したり、Macで仕上げたりといった使い方も可能だ。

ただし、AndroidやWindowsには対応していないため、Apple製品を使っていないメンバーとの共同作業には向かない点は注意が必要である。Apple以外のデバイスとも連携したい場合は、「Miro」など他社のボードアプリが有力な選択肢となる。

個人のアイデア整理から、チームでのブレインストーミング、プロジェクトの情報共有まで、幅広いシーンで活躍するアプリなので、ぜひ一度試してみてほしい。

Shortcut – 無限のオートメーション&AI活用

「ショートカット」は、iOS上のさまざまな機能をプログラミングのように連鎖させて、高度な作業まで自動化できるApple純正アプリだ。

もともとはベンチャー企業が開発した「Workflow」というアプリをAppleが2017年に買収し、iOS 13から標準アプリとしてプリインストールされるようになった。

設定したショートカットは、ホーム画面にウィジェットとして配置したり、Siriに話しかけて実行したりできる。よく行うタスクを自動化してショートカット化しておけば、日常の作業効率が大幅に向上する。

例えば、筆者はブログの執筆時にiPadで写真やスクリーンショットを撮影し、iCloudドライブで他端末に送ることが多い。

そこで、写真やスクリーンショットをiCloudドライブに一括アップロードする、スクリーンショットを自動で全部削除する、ファイルをまとめてリネームする、ファイルをまとめて削除するという4つの作業をショートカット化してホーム画面に配置している。

Apple純正だけあって、iOSとの統合が深い。「Siriが天気と職場への移動時間を読み上げる」「勤務先に到着した時にリマインダーを表示する」「指定した時間にiMessageを自動送信する」など、あらゆる作業をワンタップで実行できるショートカットが用意されている。

2025年秋にリリースされたiOS 26およびiPadOS 26では、ショートカットがさらに進化した。Apple Intelligenceのモデルを直接活用できるようになり、AIを組み込んだ高度な自動化が可能になっている。

対応デバイスであれば、ショートカットの編集画面から「モデルを使用」アクションを追加し、クラウド、オンデバイス、ChatGPTの3つから選んでAI処理を組み込める。たとえば、テキストを要約させたり、文章を生成させたりといった処理をショートカットの一部として実行できるようになった。

ショートカットの魅力は、一般ユーザーが創意工夫で独自のショートカットを作成し、それを共有しているコミュニティが存在することだ。

他にも筆者が利用しているショートカットとしては、以下のようなものがある。

  • Phillips Hueのランプを、Siriに「寝室を消灯」と言うだけでオンオフ
  • 指定した時間にiMessageを自動送信する(時間差で送りたい時に便利)
  • 支払総額と、指定のパーセンテージに応じて、自動でチップを計算する(海外旅行で便利)
  • iPad/iPhoneで撮影した複数の画像からGIFを作成する
  • iPad/iPhoneで撮影したビデオからGIFを作成する

ショートカットアプリを開くと、サンプルの様々なショートカットを選んですぐに利用できるようになっているので、自分が気になるショートカットがないか探してみることをお勧めする。

こうしたレシピは、「ショートカット」アプリを開いて「ギャラリー」から探すことができる。

また、以下のような非公式Webサイトでも、個人が独自に作ったショートカットのレシピが共有されているので、自分のニーズに合うものがないか探してみよう。

アプリ次第でiPadの使い道は無限大

この記事では、勉強や仕事、日常生活に至るまで、人生のあらゆる場面でiPadを活躍させるための最強アプリたちを紹介してきた。

ちなみに、せっかくなので筆者のiPadの使い方を紹介すると、勉強のために使うノート・文献管理ツールとしてのiPadの役割と、外出や出張時のメディア・デバイスとしての役割の大きく二つの使い道がある。

勉強道具としての使い方については、上述の通り、筆者は主に電子書籍とノートアプリを利用している。

昔は紙で持っていた本をすべて裁断して自炊することでPDFファイルにしたり、あるいは新しく買う本についてはKindleや、そもそもPDFで販売をしている出版社から購入したりして、紙の本が増えないようにしつつ、全ての情報をiPadに集めるようにしている。

これによって、どこへ行くときにも常に自宅にあるすべての本にアクセスできる状態になっており、Apple Pencilでメモなどを書き込むこともできるので、資格試験の勉強はもちろん、例えば英語の勉強やプログラミングの勉強をするときにもiPadが大活躍してくれている。

当初は、教科書や参考書にメモを書き込む上で、大画面かつ高スペックのiPad Pro 11インチを好んで使っていたが、最近は、持ち歩く手軽さや、ベッドで横になりながら持っていても疲れない快適さから、iPad miniが徐々にその存在感を増してきている。

iPad miniは、画面が小さいようにも思えるが、普通に書籍を表示しても、あまり違和感がないサイズ感(文庫本のページより一回り大きい印象)なので、意外とApple Pencilでメモを書き込みながら本を読む場合でも、十分実用的だ。

外出や出張時のメディアデバイスとしての使い方については、おそらく多くの人と同じく、新幹線や飛行機の中でiPadでNetflixを見たり、あるいは出勤・移動中の電車の中で仕事の資料などを大画面で確認するのに活用している。

普通の小説や文庫本などを読む際にもKindleで購入してiPad miniで片手でサクサクと本を読むことができるのがとても快適だ。

iPadをこれまで十分に活用してこなかったという人は、この記事も参考にしながら、ぜひ新しいiPadの活用方法を見つけてみてほしい。